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「どうしてみんな私をいじめるのだろうか。それが最大の謎です!ここは何でも知っている赤司くんに聞いてみることにしようかな!」
「それが運命というものさ。この世に生まれた以上、運命からは決して逃れられないのだから…」
「予想以上に重い答えが返ってきてちょっとリアクションに困ります!赤司くん少し半笑いになってますけど!こうなったら赤司くんと私で運命からの逃避行にでも出てみますか?なんちゃって!」
「アホか…」
「赤司くんと私が組んだら世界征服も運命から逃げるのも夢じゃないって話ですね!と、そんなことを話しているところでこんにちは!花宮さん!待ってました!」
「…原が…メールで一言、気をつけろって言ってたのは……コレか」
「やだなぁ、そんなに悲しげな顔しないでくださいよ!確かに2ヶ月間会いに来なかったことはちょっと反省してますけど」
「日本語が…通じねぇ……」
「ちなみにですね、私の今年の抱負は花宮さんと一線を超えることです」
「聞いてねぇよ」
「花宮さんの抱負は何ですか?私と婚約することとか?」
「お前の姿を見ないようにすることだよバァカ!」
「今年初のバァカいただきました!ありがとうございます!好きです!」
「おい赤司はやくこいつ連れて帰れよ。こいつとまともに会話できるのお前ぐらいだろ」
「あ?…ああ、そうだな」
「あ?って何か今キレられた気が」
「気のせいじゃないですか?」
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