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「アイウォントトゥー冷たいもの!というわけで北へ行きましょう。電車代は赤司くんが持ちます!やったね!」
「厚かましい」
「とんでもなく冷たいです!冷たいものが欲しいと言いましたがそんな冷たさは求めていないのです!心はホットに!そんなこんなで頭はクールといいつつすべてがホットすぎる、唯一名前だけがクールな氷室先輩のもとへやってきました。こんにちは!」
「誰かなキミは」
「名乗る程の者でもありません!それとその前髪どうなってるんですか?教えてください!私、気になります!」
「アレ?赤司くんじゃないか」
「どうも」
「話を聞いてもらえてませんでした!あのですね、進行役は私なので話だけは聞いて欲しいです!アイウォンチューリッスン!」
「今日はどうしたんだこんな所まで」
「この女を捨てる場所を探しに」
「いま赤司くんから謎の絶対零度な雰囲気を感じ取りました。あと氷室先輩はいい加減私をスルーするのをやめてください!」
「え?ああ、ごめんね。何か聞きたいことでもあったの?」
「はい!えっと、何だったかな…。あ、そう!その前髪はどうなってるんですか?」
「この夏の話は何処へ」
赤司くんの突っ込みが冴え渡ります。
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