「黛先輩って黙っていれば素敵ですよね」
「喧嘩を売ってるのか」
「何というか…中学が同じだった死んだ目をしてたあの人を思い出します。確か今は霧崎でエルボーをする職についたとか」
「聞いてない」
「こうなってくると本格的に洛山がツッコミ皆無の無法地帯になってきますね」
「オレが知ったことじゃないな。チームなんて重要視していないし」
「いえ結構ボケツッコミは大切だと思います!よく考えてみてください。どの強豪校にもツッコミという存在がいることを。霧崎にだってザキくんという影の薄いツッコミ要員がいるんですよ。ここは黛先輩もツッコミ役に徹してくださると思っていたのに…ラノベに俺様って…」
「お前結構霧崎好きだろ。もうそっち行ったほうがいいんじゃないか」
「そんなわけないじゃないですか…あんな粗暴な輩の集団…。性格が悪い人たちばかりで嫌な事この上ない…」
「実際性格悪いヤツが好きだろ…。オレとか」
「何言ってるんですか、もう!俺様のつもりですか?黛先輩ったら…そんなところも素敵。どうして分かったんですか?最近黛先輩が赤司くんと話しているところを見てしまって私、先輩の意外な性格悪い一面に心奪われてしまったんです…」
「どうしてオレに寄ってくるのはこうも妙なヤツばかりなんだ」

いい加減にしてほしい

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