「花宮先輩、ついにCD発売おめでとうございます。ところで宮地先輩っていつごろリリースされる予定なんでしょうかね」
「祝う気が微塵も感じられねぇな最後ので」
「はぁ…すみません。でも花宮先輩は分かってはいましたが歌上手いですよね。氷室先輩と同じ発売日じゃなければうま〜い!と絶賛されたでしょうに…何といってもプロですよね氷室先輩」
「お前は二言目が死ぬほどいらねぇと思う」
「いえ花宮先輩の曲も素敵でしたよ!何というか、聴いている間ずっと口角があがってしまうような…口元を抑えずにはいられないというか…」
「………」
「イッタタタ!あ、いや、先輩の曲がイタイと言っているんじゃなく…痛い!無言で私の指を反対方向へ曲げようとするのはやめてください!」
「イラついたからやった」
「犯行の動機が小三並み!ま、まぁ…二日も聴けば慣れて噴き出さずに聴けるようになると思います!だから大丈夫ですよ。オタマロと輪唱とかじゃなくて良かったです」
「なわけあるかよ…」

何だかんだ聴くのか

第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -