地獄関連あれこれ


□地獄とは?
天界、霊界と呼ばれる場所にある地獄。
閻魔の裁判所があり、死んだ魂はここにやって来て地獄行きかその他かを審査される。システム的には、現代の法律などと同じで、悪いことをしたものは裁判でその罪を審査され、罰を選出される。生前刑務所などで更生をした者は、こういった裁判などで地獄行きを免除される場合もある。
地獄とは、その閻魔の裁判所があり、○○地獄(血の池、針山etc…)がある地域を指す。その他にも地獄卒の住まいや地獄卒たちのための娯楽施設、商用施設がある。

□天国とは?
ここには全ての罪を洗い流した転生を待つ魂が住む場所で、誰にもその仔細は分からない。というのも、人それぞれの<天国>が描かれるため、定まった形は無い。ここには管理者は居ない。
仏教における地獄というのが、羅刹天たちの居る場所になる。地獄日本支部といった感じ。

□それぞれの仕事
閻魔は裁判長、罪を下す者。あと色々と許可を出す人。閻魔の判子があれば、大体のことは許可される。しかしその判子はなかなか押されない(閻魔が仕事をサボるため)。
閻魔は地獄菩薩として同一の存在であり、賽の河原を担当する者でもある。
守護四天王と呼ばれる地獄卒たちは、それぞれ地獄での様々な仕事を担当する長である。
いわゆる鬼たちは、刑務所で働く刑務官である。罰執行官でもある。
この鬼たちは、死神としての仕事もすることがあるが、日本での死神の仕事はほとんど行われない。死神…現世で魂を刈るという行為は、日本ではまだ認可が下りていない。基本、自ら三途の川を下ってきた者しか地獄では扱わない。
※彷徨う魂を回収する必要性を訴える羅刹天は、死神という職を新たに取り入れるために英国に単身赴任したのである。

□守護四天王の入れ替わり
多聞天と持国天以外は、みんな二代目である。多聞天より上に帝釈天がいるが、帝釈天はほとんど地獄には居ないうえ、地獄の業務は行わない。完全に神として存在を昇華させているので、地獄卒として動かない。
初代守護四天王は、インドの神である。多聞天と持国天はインド神としての面も持つ。後継者を得る得ないは個人の自由で。持国天は一生この座から動かないことを帝釈天と約束している。持国天が残されるのが可哀想&ラクスを自分の跡継ぎにしようとしたけど多聞天にふさわしくなかったため、多聞天も現在は引退居候の身としているが、座は動いていない。

□初代羅刹天
羅刹天のみ、鬼神の総称とされるので一個神として存在が確立されていなかった。そのため多聞天は、現世の鬼の中から羅刹天になりうる鬼を探しており、その結果出会ったのが名無しの人食鬼(華王丸常彦)であった。羅刹天は鬼でありながら、神性を持ち神通力を使いこなせる。

□人型と魂
地獄に居るものは皆、魂が別の場所に保管される。人のような形として姿を取っているものは全て作り物の人型であり、その入れ物に魂の波動を反響させたものを入れている。魂本体ごと入れ物(人型)に入れてしまうと、人型の機能停止まで解放されず、呪いや障害を魂にまで受けてしまうことになる。そういったことが無いように、常に人型には、閻魔の所有する鏡に映し出された魂の波動が流し込まれるようになっている。この鏡のある場所は閻魔しか知らない。閻魔以外のものが扱うことは出来ない。裁判で使う鏡と対になっているらしいが、それ以上の情報は存在しない。

□羅刹天の人型
魂の波動が馴染みやすければ馴染みやすいほど、活動しやすいので、羅刹天の場合は生前の自分の体を復元した人型を使う。羅刹天が自ら多聞天の<表情>に寄せて作っている(羅刹天とラクスで笑顔の度合いが異なるのはその影響である)。
人型の破壊、または機能停止すると魂の波動の通信が止まり、そのまま灰となって跡形もなくなる。しかし、羅刹天の場合は鬼神である性能を人型にも反映させるために、自分の魂をそのまま人型に流し込んでいる。そのため、羅刹天は事実上死んだことになり、三途の川を下っている。死んでも平気だが、現世から地獄へ何度も往復するのは、流石の彼女も疲れるらしく、なるべく死なないようにしている。



×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -