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百田解斗は色々ずるい


「お?なにしてんだ名字」
「今日のブレンドしたものをまとめてるの。研究教室にいるとどうしても焙煎の方に意識いっちゃうから……」
「ほー、……うわ、すげぇ細かいな。これ全部名字が作ったやつなのか?」
「うん。……豆を挽いた回数とかも覚えてる限り書いてるの」
「さすがだなー、尊敬するぜ、そういうところ!」
「……えへへ、ありがとう」

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「(…しっかし真面目な顔してんな。俺が見てんの気付いてねーのか?)」
「うーん……」
「(眉間に皺……お、なんか横髪邪魔そうだな……どれ、)」
「……!も、百田くん?」
「さっきからずっと耳に掛けてただろ?オレがこうして抑えててやるから、さっさと書いちまえよ」
「え、あ……」
「それと、」
「う」
「眉間に皺寄ってんぜ。あんま難しく考えてねーで、相談できんならオレにも言えよ?お前の力になれるようオレも考えるから」
「(っ……ず、ずるい……!百田くんカッコ良いことさらりと言ってる……!)」
「名字?」
「な、なんでもない、髪の毛、大丈夫だよ?」
「あー……なんだ、その、」
「?」
「オレが、名字の髪に触っていてーって言ったら……怒るか?」
「!!!!!(あああ百田くんずるすぎるよー!!)」

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