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茶柱転子と友達になりたい男死


そこらへんにいそうな男死が奮闘するお話。

「俺と友達になってください!」
「はあ?転子、男死と仲良くする気はありません!」と最初に告白してフラれる。

んで会ったら必ず挨拶するんだけど感情のない顔で返されて毎回しょんぼりしてそれを男連中に愚痴ってアドバイスを貰ったりする。
まあ中にはおふざけでアドバイスをする奴もいるわけで、王馬なんか「女装してみれば?」と言われほんとに女装して「私実は女の子だったの!」と茶柱の元へ行ったらものっすごい軽蔑の目で見られ撃沈。「夢野さん!名字さんに近付いちゃダメですよ!変態ですから!」「んあー」
距離を置かれる。

でもめげないしょげない諦めない、さらに広がった距離を戻すためすこーしずつアプローチしてってなんとか「おはよう茶柱さん!」「おはようございます!今日も良い天気ですね!」とまともな会話を築けるようになって、さあもう一回告白しよう!と意気込んだ矢先にあの降霊術事件。
食事を摂らなくなり吐きに吐きまくって精神崩壊レベルまで達して裁判中は全く喋らない、周りが労わるレベル。
犯人発覚した時は「一発殴らせろ!」と言って飛び掛かるんだけどまあ衰えてるからただボロボロ泣くだけ。
裁判後は百田あたりに送ってもらって廃人化する。

最後はどうしようも出来なくなり茶柱ちゃんの研究教室で自殺する。

こんなどうしようない俺だけど、またお話してくれるかな…。

「茶柱さん!」
「うわ、もう来たんですか!?これだから自分勝手な男死は……!」
「あはは」
「……で、なんですか?転子には名字さんの言いたいこと、なんとなく分かりますけどね」
「バレてたか!」
「お天道様に分からなくても、転子にはばっちしです!」
「……ぐすっ。……茶柱さん、俺と、友達になってください!!」

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