×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

薬品(佐疫+平腹)



「ふぉ? 名字ー! なにしてんだ!?」
「やあやあ平腹くん、今日も元気だね五月蝿いよ」
「なーなー何作ってんの!?」
「無視か。まあ別に良いけれども、暇だから薬の調合をしてただけだよ」
「ふうん?」
「飲んでみてくれないかな」
「美味いのか?」
「(多分)美味しいよ」
「じゃあ飲む!」
「(人を疑うことを知らないのって罪だねぇ)」
「……」
「……」
「……がはっ」
「あ」



「あのねぇ名字、いつまでも平腹を実験台にするのは止めなよ」
「いやあ何回同じ目に遭ってもやって来るから楽しくて」
「確かに平腹はそこんところは残念だけれども、楽しんでやる名字も名字でしょ」
「残念って認めたね、まあ否定されても困るところだったから良いけど。じゃあ佐疫くん飲んでみる? 今回平腹吐き出しただけだったから、睡眠薬が効いたのかな」
「ついさっき目覚めたよ、今までの疲労感が嘘みたい無くてすっげーすっきり! って騒いでる」
「わお、僕凄いね」
「そこんところは腕が良いと思うけどいつまでも人を実験台にするのは止めてね」
「分かった、じゃあ次はどうなるか分からないよって忠告を入れて飲ますよ」
「何かが微妙にズレてる!」

back