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- ナノ -

ハグの日男主ver.
キリカさんとマキちゃんはアラタ。あやこさんは世靄です、一番最後は誰得な世靄とアラタがお相手をしています。

〜キリカ〜
「あらナマエちゃん、どうしたの?」
「キ、キリカさん、今日はハグの日らしいですよ!」
「あら〜、そんな行事があるのね」
「はい!」
「じゃあおばちゃんも流行りに乗ってみようかしら」
「え!?」
「さあナマエちゃん、おばちゃんに飛び込んでいらっしゃい」
「キ、キリカさんにですか……!?」
「やっぱり若い子の方が良いかしら?」
「いえ全然! では、お、お言葉に甘えて……!」
「うふふ、こうしてるとナマエちゃん達が小さかった頃を思い出すわ〜」
「(俺死ぬかも知れない、というか死にそう)」
「本当に大きくなったわね〜、おばちゃん嬉しいわぁ」
「(ああ……いつになったら男性として見てくれるのだろうか)」

〜マキ〜
「マキさん、マキさん! 俺の胸に飛び込んでおいで!」
「……」
「ごめんなさい、そんなゴミを見るような目で見ないで下さい」
「ついにナマエくん壊れちゃったのかと思った……」
「酷いやマキさん……俺貴女の彼氏ですよ一応」
「あ、ああそうね、……そうだったわね」
「え」
「ふふっ、嘘よ。ちょっとからかいたくなっただけ、遠慮なく飛び込んでも良いかしら?」
「! も、もちろん! 受け止めますよ!」
「じゃあ遠慮なく」
「来い!」
「……えいっ」
「ごふっ!」
「きゃー!? タックルしちゃった!? ごめんナマエくん!」
「(さすがマキさん……)」

〜あやこ〜
「あやこくん、ちょっとこっちおいで」
「……なんでしょうか名前1さん」
「今日はハグの日だ、だから君を抱き締めたくなってね」
「おい何言ってんだ名前1! 今は仕事中だぞ!」
「その背徳感が堪らないだろう。さあおいで、……あやこ」
「!? 名前1さんっ……!」
「いきなり呼び捨てにすんなっつってんだろ!」
「はいはい二口は黙ってて。……ふふ、あやこくんからはいつも陽だまりの匂いがする」
「……名前1さんは薬品の匂いがします……」
「うん。だから君の匂いを移して欲しい」
「……ずるい人ですね」
「そんな事無いよ」

〜アラタ〜
「名前、今日はハグの日だ。来い!」
「いやいやそんな行き成り言われると……」
「え、だって俺が飛び込んだらお前絶対倒れるだろ?」
「何で飛び込む前提なんですか!」
「ははっ、冗談だよ。……ぎゅー」
「……」
「お前はやっぱり小さいなぁ、全部丸ごと包んでやりたくなる」
「そ、そうですか……?」
「ああ。すっげー愛おしくなる」
「……アラタさんって、時折変なキャラになりますね」
「おいどういう事だ」
「褒め言葉です」
「褒められた気が全然しねーんだけど」

〜世靄〜
「世靄先輩」
「ん〜? どうしたの名前くん」
「今日、何の日か知っていますか?」
「八月九日、……ああ、もしかしてハグの日?」
「……、」
「それでわざわざ会いに来てくれたんだ、可愛いことするね名前くんは」
「そんなこと……」
「あれ、僕はその気だったんだけどな〜?」
「世靄先輩の意地悪……」
「ふふ、ごめんごめん。……ほら、名前」
「〜っ……いきなりの呼び捨ては反則です」
「からかいがあるからね〜、名前くんは」
「(この人には一生勝てない気がする……)」

お粗末様でした。