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- ナノ -

今日は嫉妬の日らしいですね! という訳で全員分のSSS。嫉妬はされたりしたりです。最後にオマケあり。

〜斬島:嫉妬される〜
「名前ちゃん、今日飲みに行かない?」
「えっ!? い、いや自分は今日予定があるので……」
「良いじゃん良いじゃん! あれ彼氏いたっけ?」
「は、はい」
「うーん……ま、一日くらい良いでしょ!? 行こうよ〜」
「や、ほんと無理っ……!」
「……悪いが、名前は俺のだ」
「斬島……?」
「え、あ、……そっか〜じゃあ良いや。またね〜」
「……有難う斬島」
「気にする事は無い。馴れ馴れしく話しかけてくるアイツが気に入らなかっただけだ」
「……怒ってる?」
「なぜだ」
「だ、って……なんか力強い」
「抱き締めているだけだ」
「そのわりには力が……」
「気に入らなかった、だけだ」
「……嫉妬?」
「嫉妬……? なんだそれは」
「今の斬島みたいな感じ」
「……なら、俺は嫉妬しているんだな」
「嬉しい、です」
「嬉しいことなのか?」
「だって、愛されてるってことだよ」
「俺は名前のこと愛してるぞ」
「っ!? そ、そっか」
「だが、やはりさっきのはモヤモヤする」
「ま、まあまあ」
「いっそアイツを斬り殺したらすっきりするだろうか」
「止めなさい!」

ギャグ落ちってね。なんかただ無言で見つめたりぎゅ―ってしたりしそうですね!

〜佐疫:嫉妬する〜
「佐疫くん有難う!」
「気にしないで、女の子なんだから無理しないでね」
「うん!」
「……」
「あれ、名前?」
「……どーも」
「どうしたの、元気ないね」
「そんなことない、……ないもん」
「なんでこっちを見ないの?」
「……」
「名前?」
「佐疫は、優しい優等生」
「?」
「だから、他の女の子にも優しくするから、佐疫のことを好きになる女子が多いんだよ」
「……んん?」
「私と付き合ってるの知ってるのに、奪おうとする人もいる。さっきみたいに」
「あー……嫉妬?」
「嫉妬、……うん」
「ふふっ、可愛いね。素直なところも好きだよ」
「私は佐疫の全部好きだもん」
「ごめんごめん、俺は名前一筋だよ」
「〜っ……佐疫の馬鹿」
「うん、名前馬鹿だよ」

優等生だしかっこいいからモテそう(小並感。

〜平腹:嫉妬される〜
「ほらこの漫画面白いだろ?」
「あはは、シュールですね」
「良かったら全巻貸してやるよ!」
「ほんとですか!? 有難う御座います!」
「……名前!」
「うわっ!? ひ、平腹!?」
「は?」
「そんな奴なんかよりオレと話そうぜ〜! な〜?」
「わ、分かった、分かったから離れて!」
「……えっと」
「なに? お前まだいたの?」
「ひっ!? じゃ、じゃあな!」
「あ、……行っちゃった」
「なんだよ、オレとじゃ嫌なのか?」
「そういうわけじゃないよ……というかどうしたの?」
「なんか、アイツと名前が笑い合ってるのが気に入らなかった」
「……嫉妬?」
「嫉妬? なんだそれ」
「えっとー……」
「ま良いや、オレの部屋行こうぜ!」
「え、ちょ待って待って!」

相手は目で威圧する。嫉妬の感情理解できてないし、見せ付けるようにイチャイチャしそう。

〜田噛:嫉妬される〜
「……」
「この書類のここ、間違ってるぞ」
「あ、ほんとだ。すみません……ここって、こっちですよね?」
「そうそう、分かってるなら直しておいてね。よしよし」
「頭撫でないでくださいよ〜」
「ははは、可愛いなぁ」
「……ちっ」
「ひゃあっ!?」
「え!? なに?」
「た、田噛いきなり噛み付かないで……!」
「だりぃ……さっさと行くぞ」
「は、え? えええええええ?」
「あ、名前!?」
「てめーは来るな。邪魔だ」
「……」
「田噛どうしたの? なにかあった?」
「……お前が他の男にへらへらしてんのが悪いんだろ」
「え」
「アイツ、さり気なく名前に顔近づけてたし、すっげームカつく」
「……はー」
「んだよ」
「田噛が嫉妬してる……!」
「……悪いかよ」
「全然! 今度から気をつける!」
「……めんどくせぇ」

目の前で噛み付く。なんか内心で焦っていると饒舌になりそうな気がします。

〜木舌:嫉妬する〜
「木舌さんなんで香水の匂いつけてるんですか!」
「あ〜、飲み屋のお姉ちゃんと話してたから」
「〜っ……そうですか」
「……怒らないの?」
「良いです……、別に」
「……ああごめんね名前、拗ねないで」
「拗ねてなんかっ……っ……」
「よしよし、ごめんね。この香水心は乙女の人がつけてる人のモノなんだよ」
「うぅ〜……!」
「ほんとごめんね、ちょっとからかっただけだよ」
「私だけ、好きな気がして……」
「……不安にさせちゃってた?」
「ん……」
「ごめんね、おれ、ちゃんと名前のこと愛してるよ」
「木舌さんんんんんん」
「はいはいお兄さんはここにいるよ〜(なにこの子天使か)」

お兄さん内心はデレデレしまくり。

〜谷裂:嫉妬される〜
「名前、また今度訓練しような!」
「はい! その時はお願いしますね!」
「おう!」
「……」
「……谷裂?」
「……」
「おーい谷裂ー?」
「……いつだ」
「え?」
「いつアイツと訓練をした」
「いつって……一昨日かな?」
「……」
「……?」
「なぜ俺を呼ばなかった」
「え?」
「アイツじゃなきゃいけない理由なんて無いだろう」
「……あれ、谷裂、ヤキモチ?」
「答える気がないなら良い」
「え、あ……だって、一昨日谷裂疲れたとか言ってすぐ部屋に篭っちゃったじゃん……」
「……」
「無理につき合わせるのも、あれかと思って……」
「……お前なら、疲れることなんてない」
「え?」
「勘違いするな、お前は力が弱いからだ」
「〜! 谷裂大好きっ!」
「な!? は、離せ馬鹿!」

嫉妬してるイメージが無いです(白目

〜肋角:嫉妬する〜
「肋角さんって、素敵よね〜」
「分かるわー、とても頼もしいし大人の魅力が凄いわよね」
「……」
「名前?」
「いえ、なんでもないです! 失礼します!」
「……?」
「肋角さん!」
「っと……どうした?」
「なんでもないです……」
「……本当にか?」
「……」
「名前」
「先輩姉さんが、」
「ああ」
「肋角さんのこと、素敵だって……」
「……」
「惚れられたら、どうしよう……ってなって」
「……くくっ、それは嫉妬か? 名前」
「うっ……」
「安心しろ。俺は名前にしか興味がない」
「……っ」
「不安か?」
「ぜん、ぜん」
「仕事が終わったら、部屋に来ると良い。俺がお前に夢中なのは、その時嫌というほど知ると思うぞ」
「っ!?」

大人すぎるぜ肋角さん。嫉妬される場合は、年の差というかなんかそういうので一人で悶々としてそう。

〜マキ:嫉妬される〜
「ナマエくん……」
「ん? どうしたのマキさん」
「あの、さっきの子って、誰?」
「さっきの子って……ああ同僚だよ、一緒の任務だったんだ」
「……そ、そう」
「?」
「なんでもないよ、気にしないで」
「あ、もしかしてマキさん嫉妬してる?」
「そ、そういうわけじゃ……」
「マキさんかっわいい〜! 俺マキさんに首っ丈の知ってるだろ〜!?」
「きゃあ!? ちょ、ちょっとナマエくん……!」
「マキさん愛してるぜ!」
「……あ、ありがとう」
「……マキさんは? 嫌い?」
「ち、違う、けど……」
「じゃあ、なに?」
「…………す、」
「ん?」
「…………好き、です」
「あああああああああ! 俺死ねる! いや死にたくない! 幸せすぎる!」
「(なんで私この人好きになったのかな、って時々思うわ……)」

アホの子ナマエ。

〜きりしま?:嫉妬される〜
「……名前」
「うわきりしまくん顔ヒビ割れ酷くなってるよ!?」
「名前、俺の事嫌いになったか……?」
「え!?」
「だって、今日仲良く男と……」
「あ、あああの人? あの人目なくしちゃって歩けなかったら、手繋いでただけだよ?」
「……本当、か?」
「本当だよ。……わ、私、きりしまくんしか見えてないし」
「! そ、そうか、……嬉しいぞ。名前から言うなんて、珍しいな」
「う、うん」
「……」
「……(恥ずかしい! なにこの沈黙!)」
「俺も、名前が好きだ」
「あ、有難う。不安にさせちゃって、ごめんね」
「構わない。気持ちを聞けただけで嬉しい」
「っ……」
「名前、一生幸せにする」
「はい!?」

不安になりすぎると、ひび割れが酷くなるとか無いですかね。

お粗末!