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▼木舌♀ちゃんと会話 2015/06/24 20:08


「なあ木舌、佐疫ってやっぱり天使だよな」
「え、なにいきなり新胴」
「改めてみて、天使だなぁって思っただけ」
「佐疫のこと好きなの?」
「いや……好きって聞かれたらそうでもない。なんだろーな、誰かに親切にされたら「あ、この人良い人」って感情があんじゃん? あんなもん」
「ふうん? 確かに佐疫は優しいよね」
「鬼の俺らでも、やっぱりアイツは結構優しい人の部類に入るよな。まあ厳密に言うと鬼だから天使って表現は間違ってるけど」
「男の子ってそういうタイプに弱いよね」
「ああ。単純だからな。……けど、お前等女からしたらどうなんだ? あんな漫画に出てきそうな優等生タイプ。男女に分け隔てなく接して頭も良いし器量も良い、いかにも嫉妬しそうじゃん」
「私は純粋に佐疫のことは好きだけどね。多分、他のみんなもそう。けれど人間としてみたら派手な人とかからは好かれにくいかも」
「女ってやっぱドロドロしてんな。……お前等は別だけど」
「人間じゃないから。感情も希薄だしね」
「へえ……。けど、やっぱり希薄だからこそ気軽に付き合えるし、仲良くやってるお前等の輪に入れてもらって俺も楽しいしな」
「新胴今日はなんだか素直だね」
「そうか? なんか、お前等とずっと過ごしてて遠慮とか気持ちを伝えるうえで異性の壁突っ切ってるかもしんねー」
「心を許してるってことじゃん、それみんなにも言ってみれば?」
「佐疫ぐれーしか意味分かってくれなさそう」
「あはは、そんな事無いよ。きっと喜んでくれるよ」
「……そうだな、今度晩飯の時にでも言ってみるか」
「今日言えば良いじゃない」
「いやいやいや俺にも心の準備があってだな」
「男なら堂々といきなさいよ」
「……くっ」
「ねえねえそれより、これ着てくれない?」
「おいメイド服なんてどっから出してきた」
「可愛いでしょ? 和風メイド服」
「ふざけんな絶対きねーぞ」
「窒息死させるわよ」
「なっ、ちょ、おい息できなっ……んんんー!」

緑ちゃん(木舌♀)は絶対巨乳だと思います。
よく言えば気軽に相手に接する事ができる、悪く言えばそこまで他人に干渉しないみたいな会話。
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