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「#幼馴染」のBL小説を読む
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▼君のために私も泣く 2015/05/19 14:29


「うっ……くっ……」
「マキさん、どうしました」
「新胴ちゃん……、私っ……貴女みたいに獄卒になりたかったな……」
「……っ、」
「そしたら……こ、こんなに悲しい思いすることなんてっ……ひっ、く、なかったのかな……?」
「どうして、そんなこと言うんですか」
「そうしたら……、ずっとあの人の傍にいることができるのになぁ……」
「……! マキさ、」
「辛いの、すっごく辛くて……、どうしたら良いのかな……!」
「っ、あの、」
「ごめんねっ……、ごめんね新胴ちゃん……! それに、ここに留まりたいなんて思ってごめんねユウちゃん……!」
「(マキさんは、獄卒の誰かを好きになってしまったんだ……。それは、一生叶うことのない恋)……っ、」
「……ふふ、なんで、新胴ちゃんが泣いてるの……?」
「泣いて、ませっ……、くっ……」
「新胴ちゃんは、優しいのね……私なんかのために、泣いてくれてありがとうね」
「うっ……、うぅっ……ごめんなさい、ごめんなさいマキさん……!」
「大丈夫。大丈夫よ、泣かないで……。こんな私のために泣いてくれてありがとうね」
「(なんで、なんで私は泣いてるのかな……、相手は、仲間じゃないのに)」

オチがない。一青窈さんのもらい泣きをイメージしてます。自分でなんで泣いているのか分からない新胴と獄卒の誰かに叶わない恋をしちゃうマキさん。仲良くなりすぎて、人知れず親友って関係になりだからこそ感情移入しちゃう新胴? 分からんっ。
姉妹みたいな二人を書きたい。
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