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▼嫉妬の日 2015/04/10 21:16


「……世靄くん?」
「なに?」
「怒ってる?」
「え〜、怒ってるように見えてる?」
「……よく分からないけど、マスクしてるし」
「僕は別に怒ってないよ〜、マキくんが僕に飽きたなら僕は潔く身を引くし」
「……」
「マキくんのこと、僕は好きだよ? けどマキくんが僕に飽きて他の男といちゃつくならそっちを応援するし」
「……世靄くん、それで良いの?」
「なにが?」
「なんか、普通なら怒っても良いと思う」
「あっは、怒って欲しいなら怒っても良いよ〜? 怒ったところで別に僕にはメリットなんか無いんだけどね」
「……」
「そこまでして引き止めたいほどじゃないし、僕は求められたら答えるだけだ。自ら深入りして後から後悔するなんて真似はしたくない」
「世靄、くん……おかしいよ?」
「だろうね、僕は変人かも」
「……、」
「ふふふ〜……なんだろうね、今までこんな事なかったのに、今すっごく苛々しているんだ。怒るほどではないけどね」
「え?」
「というわけで、こんな思いするくらいならマキくんを人目の付かないところに監禁しちゃおうか?」
「っ!?」
「冗談だよ〜? マキくんってばかーわいい」
「……もう」
「ふふっ、マキくん、結局僕のこと好きなの?」
「当たり前、でしょ……世靄くんしか、見えてない」
「そっか。僕も好きだよ。ありがとね」
「……」

意味深。いつか生前あった出来事を書きたいですね!
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