なんてナカッタのだ    




4/11(Mon) 20:52  


一ヶ月


あの震災から一月が経ちました。
……正直、何もいえない状態です。
あの日の揺れ、物が落ちる瞬間、扉の騒音、全て忘れられない出来事です。
暫く寝床となった父の車の中で見たナビ(ワンセグ)の衝撃は今でもはっきりと覚えています。
黒い津波に壊されていく家、飲み込まれた車。
息を止めて、言葉が喉部分にひっかかり、口に出すことは出来ませんでした。
行ったことのある土地が、綺麗だった風景が崩壊した瞬間が心に突き刺さりました。
亡くなった方へ、ご冥福をお祈りします。
この状況下でなにをすればいいのか、私はまだ見つかっていません。
本当は助けたい気持ちがあります、話したい思いがあります。
しかし今は口を閉ざして、この地震に耐え続けるのが私のやるべき事ではないかと思っております。
今は家族の側にいていつも通りの生活をしようと思います。

私からお願いがあります。
私たち被災側が一番恐れているのは「この震災を暈してしまう(=忘れる)」事です。
私の所には物資が届いていますが、未だに来ていない土地も、停電している土地もあります。
この時も、生きているのに必死な状況である事を忘れてほしくないと思っています。
献血も一時期沢山集まったと聞きますが、まだまだ不足しています。
献血出来る方はなるべく定期的に受けて、被災側に支援していただけないでしょうか。

もう一つ、風評被害についてです。
国内では福島を中心に、海外では日本自体影響を受けております。
経済も低下、危険な状態になりかねません。
ですが店に並んでいる野菜は、放射性物質が含まれていると思いますか。
大量の放射性物質が含まれた野菜をお店に並べるのはまず有り得ません。
そもそも放射性物質は自然界の中で必ず存在しています。毎年受けています。
過剰反応、していませんか。
福島県民は福島産野菜等を購入してくれる方がいるだけで安心します。
そうでない方もいると思いますが、少なくとも私はそう思います。
無理に買えと言う訳ではありません。
余裕がある方は今度お手に取ってみてください。
福島の食べ物は美味しいです、保証します。
食べ物だけでなく人間差別のような出来事も発生しています。
ある宿泊所に泊まろうとしたら、福島県民かと聞かれ「そうだ」と答えたら拒否された。
タクシー乗車拒否された、ガソリンスタンドに「福島県民お断り」と書かれている。
……言っておきますが、伝染するものではありませんよ。伝染りません。
悲しい事です、福島自体汚染されたような表現で正直受け止めたくありません。
この様な事態で必要なのは知識と判断力です、噂や思い込みに注意してください。
正直、私自身も正しい情報を得ているのかわかりませんが。

長文になってしまいました、申し訳ありません。
更新速度は遅いですが、これからもよろしくお願いします。



  more / comment(0) 



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -