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<font color="#e6b422">(数日前からちょっとした計画を考えて、その為に必要な物を揃えようと、普段行かない図書室や、美術室に向かう為、寄宿舎から学園の廊下へと足を踏み入れれば、少し先に見える購買部前のベンチに、履いているスカートから考えて女生徒だろう姿が横たわってるのに気付き。コロシアイだとか妙な事が起きている状況が状況、まさか襲われたんじゃ!?と、一気に青褪めれば、動揺のあまり蹴躓きそうになりながらも、慌てて駆け寄って) おい!オメー、大丈夫か!?シッカリしろよ!まさか死んでんじゃねーだろーな!?(ほぼ怒鳴りつけるような勢いで声を掛け、恐怖か混乱からか若干震える指先で脈を測ろうと手首を手にとった所で…耳に届くのは、スヤスヤとなんとも安らかな寝息。) って、寝てるダケかよ…焦って損したぜ……!(気付いた途端、ドッと脱力すれば、ハァァ〜と安堵の溜息吐いて。そして直後に湧き上がるのは、怒り。紛らわしい事しやがって!と八つ当たり気味に叩き起こしてやろうかとの考えも浮かんだが、女に手をあげるのは信条に反する。仕方なく、固めた握り拳に込めた怒りは、廊下の壁を殴る事で発散させて。それから暫く、この女は何時目覚めるのだろうかと眺めていたが、一向に起きる気配が無いのにきづいたならば、キョロキョロと辺りを見渡した後、そっと両腕を相手の肩と太股に回したならば、そのままヒョイと抱え上げ) 確か、いねむりは校則違反…だったよな。部屋わかんねーし、保健室なら、多分、いねむり扱いにはなんねーだろ(なんでオレが、と思わないでもないが、結局は見て見ぬフリなんて出来る訳もないので、腕の中の女をベッドの中で寝かせるべく、近くの保健室を目指し歩いて行くのだった)↑↓</font>
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