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<Font Color="#0a0a0a">(背中から抱きついたまま、落ち込んだような声音で上目に此方を見てくる兄弟に、背伸びをしながら此方の口元にシュークリームを当て、「あ〜ん」だとか言ってくる江ノ島。はたから見ればきっと、状況だけならば今の自分は羨まれたり妬まれたりしても可笑しくないのかもしれない。ただ、件のシュークリームが「七味」との単語が聞こえて来た時点で劇物である事は確定されているのだ。見掛けに反して甘党のこの男にとっては美味しいとは決して思えない代物だろう…が、今この場で自分が食べない事には、この事態が収束しないだろうことも、悲しいかな、この男は分かってしまっている訳で)(ギギギ…と音がしそうな程に歯を固く噛み締めていたが、不意に覚悟を決めたようにカッ!と目を見開いたならば、開き直ったように此方の方からガブリと勢い良くシュークリームに噛みつき)――――!!(途端、咥内に広がるシュークリームのクリーム部分。辛味より痛味の方が強く、言葉にならない悲鳴をあげながらも、手錠に繋がれた手は幸いにも背面ではなく前面だったので、真っ赤な顔で口元に手を当て、噴き出したり吐き出すのを堪え)>ALL</Font>
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