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<font color="#e6b422">(自分の身勝手な行動の所為で相手が泣きだしてしまったのを目の当たりにすれば、猛烈に後悔すると共に、嫌われたのではないかとの不安が胸に堪り背筋に冷たい汗が流れる。生きた心地がしないとは、この事だろう。相手が頷き理解を示してくれたところで漸くホッと安堵し、肩の力を抜く事が出来たけれど、涙を拭った相手が笑顔と共に告げてくる言葉を聞けば、驚いたように目を見開いて暫く固まり)…は?嫉妬、て…オメー、何言って……いや、待て、そう、なのか?(無性にイラついたのは確かだし、イラついた理由を突き詰めれば、確かに自分は嫉妬していたのかも知れない、と。相手の言葉を受けて今までの蟠りやモヤモヤの正体を自覚してしまえば、今度は別の意味で体中から汗がドッと噴き出るのを感じ、顔色を赤くしたかと思えば今度は一気に青褪めて)そ、そうだな!!じゃあオレは宣言通り帰るからよ!!また今度会おうぜ!じゃあな!!(忙しない心臓の動きに急かされるように慌てて立ち上がれば、小包みを片手に抱え上げ、不必要な程に大きな声で怒鳴りつけるように挨拶残せば、自分でも驚くぐらいの驚異的なスピードで兄弟の部屋を出て行き、自分の部屋へと逃げ込むように去って行くのだった)↓</font>
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