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<font color="#e6b422">おう、22時になったら夜時間だろ?あんま遅くまで居たらオメーが眠れねーだろうが…泊るって訳にもいかねーだろうし…よ……兄弟?(取り上げたカメラも乱暴に小包みの中に放りこみながら、帰るのか?との問いに淡々と答えるものの、ふと視線を相手に向けてみれば、何やら落ち込んだように俯いている姿が目に写り。意外な状況に思わず動きを止めて固まってしまったが、小さな呟きが耳に届けば、ちょっと前までの自分の行動を脳内で省みる。すると、随分とキツい対応をしてしまっていた事に漸く気付き、無意識とは言え八つ当たりしてしまったのだと、自分の余りの情けなさにハァァと思い切り溜息を吐き)チゲーって、兄弟は何も悪ぃ事してねーっつーの!!(ベッドに座る相手の前に屈み込み、下から覗き込むようにして視線を合わせようとしながら、極力優しい声音になるように努めて声をかければ、悲しませたのは自分だと言うのに慰めるようにポンポンと頭を撫でようと。それから、言い難そうに息を飲み込んだ後、意を決したように口を開いて)オレの勝手な感情で、勝手にイラついて、兄弟に当たっちまってたみてーだ…だから、悪ぃのはオレの方で、その…すまねぇ。オレは、兄弟と居る時間は楽しいし、スッゲー安心出来んだよ、それだけは絶対だから、誤解すんじゃねーぞ(歯切れ悪く自分の状態を説明したならば、ボソリと謝罪して。それから相手に一切の非が無い事を強調して言葉重ねれば、分かったかよ?なんて問いかけながら不安そうに眉を下げながら相手を伺い見て)</font>
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