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大和田紋土
2015/04/05 17:56
あー…オレは頭が悪ぃからよ、難しい事は分かんねーが……兄弟が、清多夏が、子供の頃に出来なかった事とか、思い残した事があるっつーなら、今からでも遅くねぇよ、一緒にやっていけば良いだろ?あとな、オレにしてみりゃ、オメーも、石田も、石丸の一部には変わりねェんだから、別に消えなくても良いんじゃねーか、って思うんだけどよ……子供だとか大人だとか、石丸も石田も、兄弟には変わりねーだろ?
(顔の熱が冷めぬまま、暫く相手を抱きしめていたが、不意に謝罪の言葉を向けられるのには、緩やかに首を横に振って。少ししてから立ち上がった相手がブーツを脱ぎ足先を海水に浸ける様子を、此方は座ったまま眺めつつ、「消えるとするのなら」の言葉に、不満そうに眉間に皺を寄せて答える。続けて説明された性事情の際の相手の態度の理由を聞けば、そこで漸く重い腰を上げて、靴を乱暴に脱ぎ捨て此方も波打ち際に入り、相手の隣へと並べば、肩に腕を回してグイッと引き寄せて)
不安なら言えっつったのに、やっぱり抱え込んじまうんだな…ったくよォ……だが、嫉妬しちまうってのは、ぶっちゃけんならスゲー嬉しい。兄弟にしてみりゃ辛い事なのに、喜んじまってるのは悪ぃと思うが、独占欲も、求めちまうのも、オレだって同じなんだからよ。まぁ、これからは、兄弟が嫌だっつっても、ずっと傍に居んだし、寂しいなんて思う暇なんて、無くなると思うぜ?(なんなら、オレの部屋に住んじまうか?とか、軽口めいた物言いながらも、向ける視線は真剣で)


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石田
2015/04/05 17:26
…悪ぃ、(突然の温もりにきょとと目を開けるも一言それしか出ず。何に対してなのか自分でもわからないままで)長いな…結論としては俺はきっとあいつが拾い忘れた『子供のピース』だと思う(フッと自称気味に微笑んで徐に立ち上がればブーツを脱ぎ裾まくりをしてチャプと両の足を水面につけ)もし、俺が消えるとするなら…あいつが、あいつの子供のピースを拾い尽くすしかねぇと思う(くるりと、振り返る自分の姿は逆光故どんな顔をしているかはきっと相手には分からないだろう。だがそちらの方が都合がいい、そう思えばそのまま相手を見て)あー、で…縋り付くのは、捨てないで、一人にしないでつー欲求だ。お前と会えないと何しているのだろう、誰かとあっているのか、って最近一人で嫉妬に塗れてる。今のあいつは誰よりも大人で、誰よりも…子供なんだ。父も母も家をあけることも多かった。血の繋がった兄弟がいなかったから一人で膝を抱えて、たいして面白くねぇテレビ見て…金もねぇから何も玩具なんざ与えられてなんかなかった…(まるで自分は昔から彼の中にいたかのように詳細にそれでいて出来るだけ同情での付き合いに変えさせないよう言葉を慎重に選んで)

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大和田紋土
2015/04/05 17:00
(急ぎすぎた、との言葉には、兄弟の絆を結ぶ前の、正義感に燃えていながらも、何処か張り詰めていて、人を寄せ付けない、人間味を感じさせない相手の姿を思い出して、確かにその通りだろうと頷いてみせるも…ふと相手の顔に視線向けてみれば、その双眸に涙が浮かんでいるのに気付いては、息を呑み驚いたように大きく目を見開いて)
ぶっ!?おおおおおオメーなぁ!!いきなり、なんちゅー話を…ッ!!だあああクソッ!!(一体なんの涙なのかと悩んでいれば、ドストレートに性事情の事が話題に出され、思わず噴出してしまい、真っ赤な顔で動揺露に視線を泳がせ、ドモりながら慌てていたが、此方を伺うように見詰めてくる相手を、半場ヤケクソの勢いで思い切り引き寄せては、涙に濡れた瞳を胸に押し付けるようにして抱き締め、耳元に唇を寄せて、ボソボソと囁き)…い、意外だとは、確かに思ったが……



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石田
2015/04/05 16:42
…少なくとも、彼奴はとっとと独り立ちしたかったんだよ。…んじゃぁ、続けるか(砂をサラリと落として時計を見ればふぅんと言った顔をして)そう、あいつは急ぎすぎんたんだよ…ガキの頃やらなればならないことをぶっ飛ばしてな(規律にうるさい性格になったのは早かった、人と遊ぶことも人と会話を弾ませることもしなかった。その結果が今の石丸清多夏が生まれた。そんなことを口では言わなかったものの思い出せばジワと涙を浮かべて)あー…まぁ、いいか…あいつ……最近せ、っ…くすのとき可笑しいくらい求めてくるだろ?それも、縋り付くかのようによ(意を決したように相手を見つめて多少失礼ではあるが性事情の話を口に出して、彼だけが向ける仕草なのか顔色を伺うような顔をして)

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大和田紋土
2015/04/05 16:35
あ、愛……っ、げふんごふん!お、おう…当たり前だろーが!(恥ずかしげも無く「愛」との言葉を平然と口にされれば、妙な照れくささを感じてしまい、カッ!と瞬時に顔を染め上げて。それでも、自分が相手に向ける感情は確かに愛情であるので、咳払いで誤魔化し語気を強くしながらも、力強く肯定してみせれば、ワシワシと頭を撫でる手も強くして)
…ああ、総理大臣のジーさんの話は、確かに兄弟から聞いてる。その後に、そのジーさん超えようって、兄弟がスゲー必死になって勉強した事も、ジーさんの様な奴が少しでも減るようにって、風紀委員として頑張ってる事も、な……それを自立って言って良いのか、オレには分かんねーけど、なんでも一人でやろうとしてきたんだろうってのは、分かるぜ?そうでもしなきゃ、認めて貰えないとでも思ってたのかもしんねーなァ…そんな訳、ねーのに。兄弟は、兄弟じゃねーか(大丈夫、ちゃんと話についていけていると、と。肯定するように頷いてから、相手と同じく視線を砂の方に向けて呟けば、相手がそんな考えに至ってしまう原因の、祖父や身を置いていた環境に苛立ちを覚えて、舌打ちを一つ鳴らし)


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