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<font color="#e6b422">(言いきった直後、抱きしめている相手の肩が跳ねる感触と息を飲むような悲鳴が聞こえてくれば、そこで漸く自分が何を言ってしまったか…そして、やっぱり怒鳴ってしまった事を認識し、「またやってしまった」と青褪めるものの、言ってしまったからには、もう後には引けない。フラれるのは仕方ないとしても、「兄弟」の関係を崩してしまう事だけは阻止したくて)あ、いや、そーだな、オメーは別に、悪ぃなんて言ってなかったな…そーじゃなくてよ、オレが言いたかったのは…ッ!(しどろもどろ言葉を紡ごうとするものの、突如ドンと突き飛ばされてしまえば、抱きしめていた腕は自然と離れてしまい、驚いたように相手を見詰めた所で泣いているのに気付けば、後悔がズシリと胸に溜まって)わ、悪ぃ…泣かすつもりじゃ……(相手が予想する通り、直に謝罪しようとしたが、真っ赤に染まる相手の顔を見れば、その言葉は途中で止まり。自分にとって都合が良い方に考えてしまってるダケかもしれないが、この反応は、もしかして…と、期待を込めながら、真っ直ぐな視線を相手に向けて)……兄弟、石丸、嫌なら、断ってくれて構わねぇから、無理にオレに合わせようなんて、考えなくて良い。だから、オメーの本心を聞かせてくんねーか?オメーは、オレをどう思ってるよ?</font>
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