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<font color="#e6b422">あーあーあー、汚ったねー顔!泣くか笑うかドッチかにしろよな。おう、オレでどーしよーも出来ねぇ事があったら兄弟を頼らせて…あー、そーいや、現に飯で困ってんだよな。自炊だとかした事ねーしよ(鼻声で今にも涙を溢れさせそうになっているのに、必死でそれを堪え無理矢理な笑みを作るその表情を見れば、どこまでもストレートに感情を向けてくる相手を好ましく思うと同時に、微笑ましそうに穏やかな笑みを浮かべながら、軽口と共に伸ばした手で、相手の目の端に堪る涙を拭ってやろうと。直ぐに常の調子を取り戻し快活な笑い声を挙げるのにも、もう慣れたもので。頼ってくれて構わないとの言葉を聞けば、最初こそ軽く流そうとするも、1つ思い当たる事が頭に浮かんでくれば、ポツリ呟いて)嘘だとか、そんなつもりじゃなかったんだが…(チラリと逸らしていた視線を相手に戻して見れば、眉を下げ明らかに落ち込んだ様子が目に写り、益々もって罰が悪そうに冷や汗流すものの、不意に視線を合わせるように此方を見てくるのには、ギクリと体を強張らせて。しかし、相手の話に耳を傾けむけていれば、自然と身体の力も抜けていき、後に残るのは安堵と、此方の思いに応えようと考えてくれたのだろう、健気な相手に対する感謝と、キュウっと胸が締め付けられるような感情で)ッ…そうか。娯楽を学ぶ、か。どこまでも勉強って考え方なのが、兄弟らしいな?まぁ、そうでなくっちゃ、兄弟じゃねーっつーか……そもそもオレとオメーの、兄弟の仲に、遠慮だとかンなもん必要無かったんだよな!悪かったな、兄弟!次からは難しく考えねーで、ちゃんと素直にオメーを遊びに誘う!つー訳で、兄弟も何かしてー時は、オレを誘えよ!!練習だって、何時だって付き合ってやっからよ!(もう一度だけ詫びの言葉を向けた後に、湿った空気を吹き飛ばさんと豪快に笑いながら言えば、グッと握り閉めた拳を突き出して、相手にも拳を出すように促し、合わせようと)</font>
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