‥エス(イド):フロイト:精神分析学
2010/09/02 15:16



エス(イド)

フロイト、精神分析学におけるパーソナリティの要素としてのエス(イド)。
「エスは人間が生まれながらに持っている、意志による統制が困難な原始的な衝動を意味しており、パーソナリティの基礎とも言えるものである。」


心の構造論としてのエス(イド)
「エスはリビドー(本能エネルギー、性的エネルギ)の貯蔵庫であり、現実や時間の影響を受けず、衝動の即時の満足を追求する快感原則に支配されている」




以下補足。




精神分析学
フロイトによって体系化された理論であり、次のような3つの特徴がある。第1に、夢や空想したものなどを解釈して精神の深層を探求しようとする方法であり、第2に、このような方法によって神経症の発病のいきさつを理解し、そこから治療を行う臨床的技術をさし、第3に、このような治療法の理論的解明に基礎をおき、そこでの臨床経験を集大成したパーソナリティや行動に関する理論体系をさす。



フロイトはパーソナリティを、エス(イド)、自我、超自我という3つの要素からなると考えられている。


・エス(イド)
 →既出

・自我
意識的、知性的な側面であり、欲求不満のための計画を立て、現実の環境に合うように行動を選択するはたらきをもつ。

・超自我
両親のしつけや社会の要求を自分の中に取り入れることによって形成される。超自我の機能は、第1にエスの衝動の中でもその表出が社会によって認められないものを禁止することであり、第2に自我の機能を現実的なものから道徳的なものに向けさせることである。




棟報源
浦上昌則、神谷俊次・中村和彦『心理学』第2版.ナカニシヤ出版.2008.p142,235



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