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***


ようやく駅に着いた頃には遥はへとへとになり、火照った顔でふらふらと男に引き摺られるようにして障害者用トイレに引き摺り込まれた。

個室の鍵をガチャリと掛け、男は遥を乱雑に壁に押し付けると首筋を舐め回す。
下着の中に手を潜り込ませ、尻を撫で回した。

「やっ、やだ!」

あまりの気持ち悪さに、遥は男の肩を押して抵抗を試みた。

「やめ……んっ……んんーっ!!!……ふっ……んぅ、」

抵抗する遥を押さえつけて、男は遥の唇を自分のそれで塞いだ。
ぬめった下が唇を割って進入して来る感触に遥は更に抵抗したが、ぬめりを帯びた下に頬の内側や上顎を舐めまわされ、舌を思い切り吸われると痺れるような感覚に体の力が抜けていった。

男の舌に翻弄され、自らその腕にしがみつく遥を見て男は嫌らしい笑みを浮かべる。
遥の性器から溢れ出た蜜を指先に取ると、手触りの良い小振りな尻を割り、穴にくるくると塗りつけた。

「……んっ、ぁ……っ」

遥はその感触にむず痒そうに眉を顰めた。
つぷりと指を突き入れ、ぐるりと回す。

「ん、んぅっ!……っぷぁ!やっ……〜〜〜っ!!」

尻に異物がねじ込まれる強烈な違和感に、遥は首を振って男の口付けから逃れ、非難の声を上げようとしたが、その口から漏れたのは声にならない悲鳴だった。

遥の狭い穴には男の太い指が2本、無理矢理突き入れられていた。
男が塗りつけた蜜が申し訳程度に潤滑剤になり、指の進入を許してしまったが、遥のそこは痛々しく引き攣れ、悲鳴を上げていた。

「……ぐっ……ぅあ……ひぃっ!」
「ふっ、ふふ……、いい顔だ……」

口をはくはくと動かして懸命に息をする遥を欲の篭った目で観察しながら、男の指は二本の指を動かした。
通常、物を排出するために出来ているそこは、当然男の指を異物として排除しようと凝縮を繰り返す。
その感触を楽しみながら、遥の額にうっすらと滲む汗を味わうように舐めた。

「……ぅくっ!苦……しい、助けて……!」

遥の懇願に、男はずるっと指を勢いよく抜いた。
その指を遥の唇に押しつけ無理矢理ねじ込みながら言う。

「ほら、舐めろ。」
「ぐぅ……!うぇ、やっ……」

首を振って逃れようとするが、顎を捕まれ固定される。
男は太くかさついた指で、遥の柔らかい口内を弄ぶ。
喉の奥をぐりぐりと突いて、嘔吐いたのを見ると満足したのか指を引き抜いた。

「けほ、けほっ……うぇ……」

男の肩に頭を預けながら苦しそうに咳き込む遥を尻目に、男は唾液の糸を引く指を遥の穴に突き入れた。
不意打ちをくらってびくりと肩を跳ねさせる遥を、男は鼻で笑いながら指を動かす。
唾液のおかげか、先程指を入れられて多少慣れたせいか、今度はスムーズに男の指を受け入れた。

数回適当に挿入を繰り返すと、男は無言で指を抜き去る。
遥の上半身を乱暴に、蓋をしてある便器にうつ伏せに押し倒し、ズボンと下着を一気に引き摺り落とした。

「……っ!」

突然下半身を外気にさらされ、ぶるりと鳥肌をたてて後ろを振り向くといつの間に下ろしていたのか、男はズボンを膝まで下ろし下着から取り出した怒張を遥の尻にぴとりと宛がった。

「……やっ!それだけはやめてっ!!」

遥は、ざぁーっと顔を青褪めさせ、激しく抵抗する。
興奮で息を荒くした男が、構わず腰を掴んで挿入を開始しようとした瞬間、遥の振りまわした肘が男の顎に直撃した。

「ぐっ!」
「あっ……ご、ごめんなさ……」

男の呻き声に、遥は思わず謝罪したが混乱する頭で考えた。これはチャンスかもしれない。
遥は半分抜けた腰で立ち上がり、男の脇をすり抜け扉のカギに手をかけた。

が、恐怖で腰の抜けた遥の一撃は、男に怒りを与える事はあってもダメージを与える事はできなかった。

男は憤怒の表情で遥の首根っこを掴むと個室の奥へ放り投げた。
便器にぶつかりながらトイレの床に転がった遥の足を蹴りつけると、男は自分のベルトで遥の両手を後ろ手に縛り付ける。

腕の自由を奪われ、今まで危機感が無かったというわけではないが、本格的に危機を感じた。
痛みも忘れ、芋虫のように転がりながら必死にベルトを外そうともがく遥の上に男が圧し掛かる。
それでも男を振り下ろそうと暴れるが、小柄で運動部でもない子供と、外回りで力仕事をしている大人とでは力の差は歴然。
男はやすやすと遥の体を組み伏せ、ネクタイを外し遥の首を締め上げた。

「ぐっ……ぅぐ、っかは……!」
「ったく、この糞ガキが!手間かけさせやがって。触られてもないケツを触られたって騒ぐくらいなんだ。……お前だって腹ん中じゃこうして欲しかったんだろう?」



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