同情的なあからさまな甘え方
強がりベティーと泣き虫な青虫
冷たい言葉で切り捨てて
僕が泣いたら君が笑うように
笑い合えばまた失明
冷めた目線で壊してくれて良い
そうやって君は僕をないがしろにする
許しをこうことこそが罪だとして
朝焼けが吐息を隠してしまうから
脱いでなんてそんな怖い顔して
視界の隅より回想か
甘くて曖昧な嘘よりもっと
嗚呼、白い風が吹いてそれで
汚れたシーツと丸めたティッシュの山
くるしいを紡いで造られた八重歯
爪をたててせっくす
睫毛には魔物が住むんだって
微温湯に浮遊、持て余す指先
乱れたなら正せばいいだけの話
眉を整える君鏡越しに欲情
リアルであってそうでないもの
なんて下品。貴方の泣き付く姿なんて見たくもなかったのに

世界を造ったのは神様ですか、
硝子を踏み締める音が性欲に変わる
泣いて喚いて僕の為に死んで
お独り様ゴースト
サイフォンから仮眠室にエール
ロン毛男の深層心理
裸にエプロンだってさ、
眼鏡男子の黒斑から誘惑
猫背ぎみの姿勢から見え隠れ
あいうえおの法則
終わりに近付いた時、少し痩せた
死に損ないの矛盾と自殺未遂
好きに生きるを残して
罪なら全部、僕に被せれば良い
無いことに存在するアイデンティティ
ゆりかもめ
空っぽの君じゃ物足りない
なんてアンラッキーな人なの
何食わぬ顔して太陽からありがとうって言って






(c)http://nanos.jp/hikoq/

prev next

「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -