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「うわぁぁぁぁ!!どうしよぉぉぉぉ!!」
「はぁー。ま、自業自得っすわ」
「そんなこと言ったってぇぇぇ(泣)」
「にしても10点って…。どうやったらこないな点数とれるんすか?逆にこっちが聞きたいっすわ」
"10点"という単語に耳を塞ぐ少女。
「聞きたくない聞きたくないききt」
バシッ
「無し。俺が教えてやるから追試とか楽勝っすよね(黒笑)」
その少女を叩く五輪ピアスの少年。
どうやら無しと呼ばれた少女は勉強が苦手なようだ。
「で、ここにxを代入して〜」
「ぅう…」
「……はぁ。じゃあ、合格したらご褒美あげますんで辛抱してください」
「……うん、頑張る…」
(単純すぎやろ…)
「ま、そこがええんやけど」
「?なにか言った?」
「な、何でもないわ。さ、勉強しますよ」




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