Clap
空を眺めてたんだ。
綺麗な、真っ青な青空を。雲一つない、青空を。
そしたら、なんだか寂しくなって。
こんなに沢山人がいる世界で、ひとりぼっちになった気がして。
切なくなった。
綺麗な綺麗な大好きな青空が、怖くなる位。
オレもそのうち青に飲み込まれそうで。
いつも助け合ってきた仲間たちとは会えないような気がして。
「円堂!!」
慌てて飛び起きたら、沢山の笑顔。
差し出された手を取って立ち上がれば、寂しさは一気に消え去った。
「よーし!! サッカーしようぜ!!!!」
チラッとみた青空はやっぱり綺麗な青空で、怖さなんて見当たらなかった。
end
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