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■ヒロインチームと人生ゲーム
「 あぁッ、またか! 」
『 はい桃山、一回休みね。 』
「 次はキーさんの番だよ。 」
賑やかなある一室では人生ゲームというすごろくが行われていた。人数は五人と丁度いい数でもあり、メンバーはいつものチームだ。
ナマエ、桃山、如月、赤坂、色崎の五人。それぞれルーレットを回し、駒を進めていく最中、桃山は一回休みを食らってしまった。
「 5マスか…おお、当たった数だけ進めるのか。 」
『 やるじゃない如月。 』
「 キーさん運強すぎ。 」
再び如月はルーレットを回し、当たった数だけもう一度進んだ。赤いマスに丁度止まり、駒を退けて文を読んでみれば真っ青になっていく。
『 どれどれ?吸血鬼に血を吸われて貧血!二回休み…あら、桃山より悲惨ね。 』
「 キーさんドンマイ。っと、次は俺ね。 」
次々と回されていくルーレットに赤坂はある事を思い付いた。一位より下のものに命令したら愉しくなるのではないかと。ルーレットを回しながら告げるとナマエはいい案ね、と賛成の意を示した。
「 よーし、色崎さんがんばろ。 」
「 わ、私も頑張るぞ! 」
「 長年の恨み、此処で晴らしてくれる。 」
『 如月は色崎に命令したいだけじゃ…まぁ、私も頑張るとしましょうか。 』
「 皆張り切ってんな…。 」
各々が口にした言葉を赤坂は聞き、呆れたように肩を竦めた。己が出した案、皆気に入ってくれて何よりだと赤坂は思いつつ回されていくルーレットを見つめる。
「 あ、色崎さんあーがりッ、! 」
『 私も上がりね。…二位かぁ…あら、赤坂意外にも三位なのね。 』
「 てきとーにやってましたけど。 」
「 わ、私が最下位…。 」
「 チッ、四位か。 」
それぞれが色崎の顔色を窺う。色崎は笑顔を向け、勝者だけができる命令を口にした。
「 明日、この紙に書いた通りに行動して。 」
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いかがでしたでしょうか。なにしようかなー、と悩みましたが聞いていた曲が人生ゲーム、という曲でしたので挑んでみました。まだ続きがありますのでお楽しみに!
[ BacK ]