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ヒロインチームと人生ゲーム




「 あぁッ、またか! 」

『 はい桃山、一回休みね。 』

「 次はキーさんの番だよ。 」




 賑やかなある一室では人生ゲームというすごろくが行われていた。人数は五人と丁度いい数でもあり、メンバーはいつものチームだ。




  ナマエ、桃山、如月、赤坂、色崎の五人。それぞれルーレットを回し、駒を進めていく最中、桃山は一回休みを食らってしまった。




「 5マスか…おお、当たった数だけ進めるのか。 」

『 やるじゃない如月。 』

「 キーさん運強すぎ。 」




 再び如月はルーレットを回し、当たった数だけもう一度進んだ。赤いマスに丁度止まり、駒を退けて文を読んでみれば真っ青になっていく。




『 どれどれ?吸血鬼に血を吸われて貧血!二回休み…あら、桃山より悲惨ね。 』

「 キーさんドンマイ。っと、次は俺ね。 」




 次々と回されていくルーレットに赤坂はある事を思い付いた。一位より下のものに命令したら愉しくなるのではないかと。ルーレットを回しながら告げるとナマエはいい案ね、と賛成の意を示した。




「 よーし、色崎さんがんばろ。 」

「 わ、私も頑張るぞ! 」

「 長年の恨み、此処で晴らしてくれる。 」

『 如月は色崎に命令したいだけじゃ…まぁ、私も頑張るとしましょうか。 』

「 皆張り切ってんな…。 」




 各々が口にした言葉を赤坂は聞き、呆れたように肩を竦めた。己が出した案、皆気に入ってくれて何よりだと赤坂は思いつつ回されていくルーレットを見つめる。




「 あ、色崎さんあーがりッ、! 」

『 私も上がりね。…二位かぁ…あら、赤坂意外にも三位なのね。 』

「 てきとーにやってましたけど。 」

「 わ、私が最下位…。 」

「 チッ、四位か。 」




 それぞれが色崎の顔色を窺う。色崎は笑顔を向け、勝者だけができる命令を口にした。




「 明日、この紙に書いた通りに行動して。 」




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 いかがでしたでしょうか。なにしようかなー、と悩みましたが聞いていた曲が人生ゲーム、という曲でしたので挑んでみました。まだ続きがありますのでお楽しみに!




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