今日は学校が休みだ。
ちなみに言うと僕の誕生日。
学校が休みのついでに覚えているだけで誕生日なんて意味はない。
紙の上で鉛筆を走らせる。この書類の山はなかなか終わらない。学校が休みになると本当に静かだ。
「恭弥ーっ」
動かしていた手を止める。
ノックもせずに入ってきたなまえを睨む。僕が睨む理由がわかったらしくトントンと付け足された。
「ノック、忘れないでね」
「注意しておく…。でさ、今日は何の日たか知ってる?」
………もしかして僕の誕生日を覚えていてくれた?
「…何の日?」
あえて知らないふりをして素っ気なく言うと、威張ったような態度で僕に言う。
「子供の日よ!!」
「……………」
嗚呼、この子。
覚えていないんだね?
今すぐこの子を咬み殺していいかな?
「…あ、あれ?恭弥、もしかして怒ってる……?」
「さあ?まあ、君の頭には柏餅しかないってことがわかったかな」
「え?ぇえ?私何か忘れてる?」
「……咬み殺されるかお仕置き、どっちがいいかい?」
「対して変わってない!ちょ、待って!今思い出すからっ!!」
真剣に悩み始めるなまえ。
本当に覚えてないようだ。
なんかムカつくからお仕置きしたって別にいいよね。
「…タイムオーバー」
「へ!?ちょっ…ひば、…っ!」
甘く深く。
身体で覚えさせてあげる。
「今日」が僕の誕生日ってね。
今日は子供の日ですね!
(こ、今度からはケーキとか買ってきます…!!)(別に君がプレゼントでも良いけどね)(なっ…!!////)
同盟企画(とは言っても管理人が運営している同盟ですが)の提出作品です。ギャグにしようと思ったらだいぶ違った←