青峰大輝
*いっそやんちゃな妹で振り回されろ
「おい、早くしろ!」
「ちょっと待つのだよ、青峰!何で俺達がせっかくの休みをお前の妹の世話で潰されなければならんのだ!桃井がいるだろう!」
「さっきは今日友達と遊んでんだよ!俺じゃ手ェつけらんねぇからわざわざ頼んでんだ!おい、未奈!」
「兄ちゃ、その人達だぁれー?」
「俺のダチだ。そら、遊んでもらえ」
「俺達に拒否権はないのか!」
「まぁまぁ、いいじゃないっすか!たまにはこんな休日も」
「こんにちは。未奈ちゃんと言うんですか、遊びましょう」
「キャーキャーッ!遊ぼー!」
「はい」
「…赤司と紫原はどうした」
「赤司は用件言う前に、電話越しに未奈の声聞いてブチ切りやがった。紫原に至っては…なんか嫌な予感がしたから呼ぶのやめた」
「あー、むしろ紫っちは未奈ちゃん側に入りそうっすよねー」
「俺もブチ切れば良かったのだよ…」
「まぁそう言うなって、緑間。アレだろ?おは朝見たぜ。今日のお前のラッキーアイテムは幼児だろ?丁度いいじゃねぇか」
「む…」
「それ、もはやアイテムじゃないっすよね。何すか幼児って…」
「ねーねー、テツ君ー」
「何ですか、未奈ちゃん」
「お胸って、どうやったら大きくなるのー?」
「え…と…そういうのは桃井さんに聞いた方がいいと思います」
「さつきちゃんにきいたら、お兄ちゃのほうに行って「何子供に吹き込んでるのっ?!バカッ!」っておこったのー」
「桃井さん…(あなたも苦労しますね)」
「それにね!お兄ちゃがね!「お前もこんぐらい大きくなれよー」って絵本を見せてくれて言ったのー!」
「…」
「ねー、どうやったら大きくなるのー?」
「…バニラシェイク、飲んだらどうですか?」
「未奈、バニラシェイクすきー!」
「それは良かったです」
バニラシェイクは、子供を守る
(…未奈ちゃん。その絵本というのは?)
(?これー)
(あっ…馬鹿、未奈!どこからそれ持ってきた!)
(お兄ちゃのおへやー)
(なっ…は、破廉恥なのだよっ!)
(最低ですね、青峰君)
(最低っすね、青峰っち)
*****
青峰君はきっと普通に可愛がるんだと思うんです。世話も人並みにすると思うんです。だけどこうなるんだと思います。
妹ちゃんにデカさを求めたのはきっとその方が見栄えがいいからだと思う。目の保養的な?下心はありませんよ。…多分?笑
テツ君みたいなお兄ちゃん欲しいなぁ。
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