木吉鉄平




*従姉妹で、めっさチビな童顔の妹



「鉄平にぃちゃん!」



思いっきり飛びつく。



「おお未奈、久し振りだな!見ない間にまたデカくなったんじゃないか?」

「残念ながらここ一年、身長変わってないのよ…」

「あれ、そうか?ははっ!」

「それより鉄平にぃちゃん、バスケの大会良いとこまで行ってるんだって?おめでとう!」

「お、叔母さんから聞いたのか?随分情報早いな」

「鉄平にぃちゃん達かなり上行ってるからね。母さんじゃなくても皆知ってるよ。私も大分上達したんだからね、バスケ!」

「本当か?」

「本当!なんなら勝負しようよ!」

「んー、いや、そうしたいのは山々だが、もうちょっと未奈が大きくなってからだな。こんな大の男が相手だったら大変だろ?俺、時々夢中になって手加減忘れちゃうからな」

「ええ、そう…?…ま、でも今度の大会は部活仲間と皆で見に行くから!」

「お、そりゃあ嬉しい!それなら余計に変なとこ見れられないな、こりゃ」

「その失敗をしないように、ちゃんと私が応援するから大丈夫!」

「ありがとな、未奈」



撫で撫で。



「へへ…私鉄平にぃちゃんに撫でられるの好きだな!」

「そうか?…あ、ほら。これやるよ。確か好きだったろ?イチゴの飴」

「え?ああ…うん、ありがとう!」



撫で撫で。



「どういたしまして。…っと、よっ!」

「わわっ?!…ちょ、鉄平にぃちゃん!流石に肩車は恥ずかしいよ!」

「え?だってお前昔からコレすると喜んでたじゃないか。ぐずった後とかな。どうせもうすぐ嫌でも出来なくなるんだから」

「…あれ、鉄平にぃちゃん?」

「ん?」



ニコニコと鉄平



「これ(肩車)って、私が何才まで可能と思ってる?」

「?そうだな…流石に俺でも、中学生は無理だろうなぁ…」

「…あのさ、鉄平にぃちゃん」

「どうした?」



ニコニコ



「私…今何才に、見えてる?」

「ん?確か…もうすぐ中学生だったよな?安心しろ、流石に中学生でこんな事は俺でもできん!」

「…あのさ。私、一応中二なんだけど」

「…え?」

「いや、久振りだし、この年で会って最初に抱き着くのが幼い行為かもしれなかったけど。あれ?私の入学式確か鉄平にぃちゃん来てたよね?てかさっき部活仲間と見に行くって言ったよね…?」

「え…あ、す、すまん!!お前がいつもと変わらないからてっきりまだ小学生だと…」

「…(だからイチゴの飴くれたり、ずっと撫でたり、肩車とかしてくれたんだ…)」

「…えっと、未奈?」

「確かに私150でクラスでも低い方だよ…童顔だから同級生にも年下と間違われるし…今でも電車とかバスとか子供料金でいけるし」

「ご、ごめんなっ!本当!」



あたふたと慌てる木吉。



「…プッ」

「?!」

「…いーよ別に、慣れてるし!鉄平にぃちゃんだから許してあげる!(まぁ鉄平にぃちゃんちょっと天然な所あるし)」

「…っ!未奈!」

「わわっ…ちょ、高い高いも危ないって!!」



我が子のように、可愛がります




(母さん、叔母さん!未奈に悪い虫が付いたらどうしよう…!)

(何であんたが心配するの)

(あら、鉄平君が引き取ってくれれば万事解決よ!)

(あ、そうですね!)

(え、鉄平にぃちゃん?!)




*****

こんなにいちゃん欲しい…!
木吉はこんな可愛がり方しか思い浮かばなかったです(笑)

載せる順番は迷ったんですけど、取り敢えず誠凛→キセキかなぁと。まぁバラバラですね。希望あったらどうぞ遠慮なく言ってください(笑)


 

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