赤司征十郎




*危険要素なし。優等生で常識的な妹。








ガチャ…



「ただいま帰りました」

「お帰り、未奈」

「あれ、兄さん部活は?」

「ああ、今日は休みなんだ。…ところで未奈。この前の期末試験、少し成績が下がっていたようだけれど」

「…下がったと言っても、一応一位は取ってるわ。それにたかが12点じゃないの」

「甘いな。君も赤司家の名を継いでいるんだ、その名に傷がつかないよう努力をすべきじゃないのか?」

「あー、はいはい分かってます。…ますます兄さん、言う事がお父さんに似てきたわね」

「む…一緒にするな」

「いじけないの」

「誰がだ。…あと、何だ。告白をされたそうじゃないか」

「?!何で兄さんがそれを…」

「僕が知らないとでも思ったのか?」

「…知らない方が、良かったわよ」

「誰なんだ、そいつは」

「元クラスメートよ。以前そこそこ話してたの。…と言うか、何でそこまで兄さんに伝えなきゃいけないの…」

「お前は僕の大切な妹だ。…当然、悪い虫が寄ってきたら駆逐すべきだと思わないか?」

「思わないわね。私の人間関係まで首を突っ込まなくてもいいわ、問題になることはないようにやってるから」

「それでも心配にはなるのが兄というものだ。黄瀬の時もそうだったろう」

「黄瀬って…ああ、初対面でやけに人懐こかった人」

「黄瀬なら後でお仕置きすればいい話だが…さて。まさかその未奈に告白してきた男は未奈に何もしてないだろうね?」

「…いきなり手を握られた…だけよ」

「ほう、そうか」

「…言いたいことは他にもあるけど、取り敢えずその手に持ってる物騒な物を直しましょうか、兄さん」



話せばきっと、分かり合える…訳ない









(だって、兄さんだもの…)

(ん?何か言ったか、未奈)

(いいえ、何も言ってないわ兄さん。だから目の前で物騒な物を研がないでくれる?)








*****

赤司はきっとじわじわと干渉してくる。誰だ危険要素ないって言ったやつ。あ、自分だ←
赤司が兄でシスコンだったら(特に僕司)、絶対色んな意味で大変だよねっていう話。
あんま萌え要素なくてスンマセン…
あとちょっとした中の人ネタもすいません。




 

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テーマ「人外ファンタジー」
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