Thank youへその過去お題を連絡してくださったみなさま
本当にありがとうございます。
これからもへそをよろしくお願いします。
〜2018
つまりきみを構成している
ひややかふゆのあたたかきみの
息がかかるほどの
あれこれめぐるあちこちみえる
やさしい幽霊
真綿のベッド
檸檬の指先
黒が祈る
飲み込め邪悪ごと
肺を満たすは炎
どうしたってあなたの指先を探すことができない
おまえの好きなように
十八の夜が冷たい
ううんと静かな狭間にて
さきには逝かぬ
柚子の子
そのまま生きて
影がきっと誘う
ずっととおくの砂のきみ
白い枝のようなその指を離したくなかった
梅の下
おねがいのつづき
そうして冷たいお前を離せずにいる
十九の白む朝
足先そろえてくちづける
おもちゃみたいと笑ってた
あなたを追いかけて、あなたの色を身につける
もうずっと眠っているね
おおぐちあけて!
恐怖も愛しくなってくる
布団を愛せ
深爪した指が情けないくらい痛んだのだ
もうどうにもならないきみだから
ぼくだってままならないんだもの
ゆるしてほしいよおねがいだから
いとしさショートケーキ
みつめてシフォンケーキ
私ネットワーク
あなたとわたしの無線LAN
心だけはつながっている
冬のすきま
孤独と春がやってくる
ネイキッド・ユー
なにがほしいっていうの
恐れを知るきみがほしい
恐れは裸体を晒す
わたしはいない
星の外で息をしている
裸のこころ
しずかな終わりね
終わるまで
始まってしまったの
きみを構成するそれがいとおしくて仕方がないのさ
こころははんぶんこできないけど、しあわせははんぶんにできるかもしれないだろう
こたえをほしがる夜
返事のない愛に
ウィズ・ユア・フィアー
きみの元素のひとつになるために必要な七つのこと
重力に抱きつかれる
恋慕するゾンビ
後悔の果てに
ひととしてしぬために
腫らした瞼がいとおしい
ぼくらはきっと眠りすぎたんだ
擬古するいとしご
おまえの顎にしたたり落ちるそれを、すこしだけ
電気を消して待っていて
キッス
ふやけていくマスタードみたいなそんなものだった
きみを知るのがしんじられないくらいおそろしい
どうしてもおまえはぼくにあいをしれというのだね?
奥底に生きるそれが逃げてとわらう
嘘なんかつかない
きみもわたしもあなたもぼくもみんなひとりで産まれてきたんだからなんにも問題なんてない
人種のない世界で
すこしだけ傷ついた心臓を
なにもかも知ってるくせに
きみじゃあないと治せない
知らん顔がおじょうずになりましたね
汚れてしまえ!
爪のきれいな恋人たち
ネオンのシーツを抱く夜に
愛するだれかを探してみる?
骨すら燃やしてね
はだかのままのわたしはもういなくて、そこには防護服をまとったわたしがいた。自分が憐れなのだと、残り少ない酸素を酸化させ、愛を知ったふりをした。自分が、しんそこいとおしかったのだ。
わたしの心に住む愛国者たちよ!
不幸のオムレツ
銃(つつ)の子
きたないくらいがちょうどいい
さびしさに殺される
きみが宝物になる
夜で待ってる
腹が満たされれば愛がほしくなるのは道理だろう
ひもじい心よ
たわむあの日へ
ふぞろいな爪
夕闇を恐れるか
心をかいくぐってでも
楽園はそこに!
たわむれは、いまだけにして
やすらかな唇
ささやかな愛がいきつくところで
ふしだらなヒミツ
然して終わる
夕闇の服をまとってわずらわしそうに微笑んだ
終わりはつくか
白亜の乳房が恋しい
愛をくらって、壊れちまえ
白を怖れて
とおい昔が襲ってくるからあたしに膜をちょうだい
よこしまにただれた純潔だった
ほれたはれたのルヴォワール
赤毛のあくま
あなたの後ろ髪を引いてやりたい
たわむれを
たわめる白魚よ
然あらぬおわり
泥のなかでも愛はほしい
魔の女
まるまるとした愛に食らいつく
幸せを呪うよ
べつにだれも悪くなかった。そう、だれも悪くなかった。強いていうなら間が悪かったとでもいえばすむかもしれない。でもわたしは悪くしたてあげたかった。おまえたちが無意識に食い荒らした幸せを取り戻したかった。今さらなんて言うなよ、今さらなんて、言うんじゃない。おまえたちは知らないんだ。不幸せでもよろこぶ人間ってやつを。
壊してしまいたい
なかんずくきみだけがいとおしくてたまらなかった
くすぶって
もえがらを口にする
あなたはあたしが落ちていくのをだまって見てるといい
ふかいところでゆるして
赦しあうことすらできなかった
ハンドリー・ラヴにはなれない
いばらを腹に
取り替え子はぶきみにわらう
あなた以外に望みはあるの?
それでも幸せを貪った
血肉滴る幸せに
きみがそこにいる
ただそれだけの幸せをたくさん
愛に決まってるでしょ
愛のソテーはお口にあう?
悄悄と人差し指
二度目の春はあまりにもつらかった
このままでいられるとでも?
もう離してなんかやらない
淡い日のなかに置いてきた物がある
心が痛むような気がして
ハート・ライク・ヘヴン
天国みたいな心臓
ハーツ・ライク・ヘヴン
天国のような痛み
傷つきやすいふりしてあなたを騙します!
無精卵の愛
いつかのようにあなたといれると信じて
今度こそ抱きしめて眠らせて
Je veux devenir cette lumière.(私はこの光になりたい)
わたし間違ってる?
あなたを追いかけて、あなたの色を身につける
どうしても救いたいものがあるのだ
きっといつの日かあなたのその隣に立てますよう
狂ってもあなたはあなただもの
きみはそのきらめいた躯で星を駆け抜ける
まだ見たこともない楽園はきみを待っている
いつまでも、これからも、何も出来ないのは誰だったっけ
傷はときとしてあの日を思い出させます
苦い過去をまるのみ
ハロー、心臓は君に会うために整備中さ
迷った愛は日が落ちるまできみを待つ
例えばきみのその異常なほどの平凡さとかね
いとも簡単にあなたを忘れることが出来たならこんなに泣くことはなかった
わたしがしずかに生きるためにひつようなこと
貴方が居て世界は成り立っていた
現実に目隠しを付けたのは自分自身
とおい昔が襲ってくるからあたしに膜をちょうだい
あなたの後ろ髪を引いてやりたい
わかってる、わかってるよ、きみだけが、いない
ただ笑っていられる未来が欲しい
すべてあなたがいなくなることばかりのまじない
なにも覚えていたくない
愛じゃない恋じゃない、これはきっとすごいこと
境界線でずうっと泣いている
響けば世界はきらりと変わるのだから
なにもなく無傷のままの心を持ったきみがだいきらいだ
あなたがとなりにいて、笑うんだ、それだけでボクの世界は満ち足りて、世界がはじまったときみたいにとっても、素敵な気持ちになるんだ
そう、ずっと、ずっと
おまえがいないと生きることさえ辛いんだよ
きみのまつげが震える、きみの涙は、くるしい
いたいけなきみよ、色めいてしまえ
その涙は拭えぬまま頬を濡らし続けるのだろう
いとおしいのはだれなの
底から動けぬわたしを笑うがいい
もう眠たいので、おやすみ
なにもしらない夜
まともでいられるはずがなかったのだ
ゆらめくそれに焦がれれば、もがく隙もなく落ちてしまう
にくしみの皮膜
薄い心の膜は境界線で揺れている
影のないあなた
どん底のきみへ
おれがいまどんな気持ちでいるか知らないだろう?
なにかをちょうだい
くれぐれもお忘れなきよう
わすれじも不幸のさきは遠からず氷海のしたで待っている
ひとりで溶けるのがいい
氷解の指
うんざりするおままごとはもうよして
おまえは黒い影にいる
知らぬ知らぬの寝入りばな
夕汐のハネムーン
終わりのオレンジ
気後れするレモン
細くうすれるその首に指をかける覚悟はない
でもどうしようもなかった
亡霊は隣人を愛する
沈むのは今亡きあなた
地獄に落ちるのはだれ
はじまりはすこしだけ苦しくて、おわりはほんのすこしだけ苦くて、それでもしあわせにあふれてる世界を見ると、ほんとによかったなあなんて、おもっちゃうんだ。
亡国のジーザス
生きていく答えなんていらない
i am unsatisfactory by quiet collapse.
ベッドサイドの人形のような足はゆるやかに幸せを語る
後始末、あなたとふたりで
青い嫉妬
すこしだけ息をしないで
白い朝はすこしのスープとひときれのパンを、卵色の昼はすこし冷えたお弁当を、深い夜にはたくさんのごちそうを
ただ静かな夢を見ていたい、開花のときを待つ花のように
不思議ね不思議、わたしあなたといて泣いたことなんてないのにすっごく悲しいのよ
うろたえる月光
行方がわからなくなったこの想いに別れを告げろだなんて、そんなことできない
水没するならこれでよい。花弔は花は惜しく、火葬は火が恐い。土葬は寂しく、あまりにも暗い。ならば、水葬でいい。あまたの生と死に抱かれ、まるで沈むように眠り、潮の流れに溶かされていく。花は、惜しいのだから。
ビー・スウェイ・バイ・ユー
もうずっと眠っているね
かなしみロールケーキ
いまだに揺れている瞳はあの日に置き去りにされたまま
インフィニティ・エデン
46億年分の憎しみと5秒先の愛について
子どものわたしにしかわからないことだってあるのにあなたはまたそうやって曖昧に笑って
エメラルドの足
腹が満たされれば愛がほしくなるのは道理だろう
どうしてもぐちゃぐちゃであなたを困らせてしまう
首都高速の天使たち
手の届かない場所にいるきみがどうしても愛おしくてね
謝罪文のようないいわけを張り巡らせて日々生きています
宇宙年、愛の革命により死す
こんな愛でも愛なんです
きみよ止まれと呪っても、振り返らずに行ってしまう
変革の夜
擦り寄る指に燈る熱がなんだか幸せのような気がした
どうしてもきみの心だけがほしいのさ
まどろんだ睫毛
きみもわたしもあなたもぼくもみんなひとりで産まれてきたんだからなんにも問題なんてない
静けさには気をつけて、夜はまだ愛を待っている
今日からはあなたのために生きます
猫目石の恋人
あなたがわたしのとなりで笑っていて、わたしがあなたのとなりで微笑んでいて、その間にはふたつの手が絡んでいて、そうやって幸せな一日を噛み締める
それでもあの人を忘れられず愛してしまうわたしがいる
ぼくが君のことをだいすきですといってもいいですか
もう待てないんだ
つまりは好きという感情です
冬の朝のような、そんな人
マキモドシ・リメンバー
テイク・バック・メモリー
言葉にできても伝わらない感情の海
わたしはなんにもできないの
スウィーティー・フィンガーズ
十九の白む朝
ぐずぐず・ぐうぐう
憧れだけじゃ貴方に届かないくらい知っていた
ずうっとひとりでいるのもつらいものです
きらきらと燦然と光る色に酔う
少しだけ好きだったかもしれない
あなたに重なる影がわたしのものならいいのに
たったそれだけでもわたしはすごく夜がこわくなって、たまらなくあなたがほしくなった
いっそのこと憎んでほしかったのに、彼女は愛を得てしまった。無知な彼女には早過ぎる。それがとてつもなくぼくは悲しかった。
おやすみなさい、眠りぐらいはあなたに幸福を
二律背反の銀河
さみしい面影とやさしい心と砂糖とスパイスをすこし
理想は愛の対象じゃない
Because the collapse doesn't have the sound, I am frightened.
ささやかな愛がいきつくところで
すべて幻ならどんなによかったんだろうね
閉ざされたぼくらのメサイア
ぼくがほんとうにいいたかったことはあんなことじゃないのに
脆弱な幸せでは苦しいだけ
こびれついた汚らしい同情はずうっと消えぬまま笑い続ける
It is not possible to return until the past. However, I wanted to love you.
へたくそな生き方でもいいんだってきみがいうから
いっしょじゃなんにもできないくらい愛してた
どうしてもいっしょになれないというんならあたしがあなたになってやる
こころははんぶんこできないけど、しあわせははんぶんにできるかもしれないだろう
銀河の数には負けるだろうけどあなたとずっといっしょに特別な日を迎えつづけたいのだ
わかりそうな顔して裏切るきみは魔女
けれどもわたしはあなたの前世を知りません
そろりと悪魔はやってくる
わたしの小指を食む天使
それは八日後の終末で
何にもしないと約束してね
血汐で揺れる内臓がおまえを殺したがっている
まぶたとまぶたの戦争
しようがないよ、しようがないから
玩具の骨
ダイヤの脊髄
不純な夜を待ち望んだセブンティーン
白河夜船のきみがいる
わすれじも不幸のさきは遠からず氷海のしたで待っている
なかんずくきみだけがいとおしくてたまらなかった
ひどい話をしよう
ケルベロス・あなたをたべちゃお
罪科重ねて愛を知る
めざめよ春よ!
眠るきみの胸に耳をあててみる、ああ安心した、生きているね
骨だけの手をひきつれて、もやのかかった愛をつきすすむ。死に水は泥水でよかろう。すべからくみよ、赦されぬ愛の終わりとやらを。
微睡む流星