どうしても不透明で曖昧な思考が、かさついた踵とシーツがこすれあう感触に現実感を覚えていく。朝の4時。人類が眠らなければいけない時間をとうに過ぎている、とぼやけた前頭葉で考えた。明日、今日、昨日の境界線は果たしてどこなのだろう。昨日の夜が今日の夜に浸潤しながら溶けていく。眠るまでが今日というのであれば、私の今日はここで終わりと思うのですが、あなたはどうでしょうか。
ラブ・スパイダー
忠誠心のある雑魚
秩序なく狼となれ
LOSER LIKE ME
どうやってもうまくはいかないから、どうやったらうまくいくかなんてわかるはずない
悔しいくらい心底愛しているよ
眠れない夜が起きられない朝になるまで
信用ならないアイラブユウ
羽化するゾンビ・ハート
愚か者に口無し
月の海まで飛ばしてみせて
金色のままで消えぬように
一片のケーキとゆるい瞼に
かたちのない貌をもう一度
天使は二度も笑わない
三度目の夕
華氏四度、地獄のように夢を見る
冷えた腿の肉
ゆるやかに死ににゆくばかりです
私という地獄にようこそ
ゲート・あなた・ラブ・わたし
よだかの夜は終わらない
地獄を前に口を横に引くことができない
阿吽と徒労
犠牲になりえぬその愛を
生贄と呼ぶには情がある
誘拐というよりランデヴー
あなたの行く道がどうか業にまみれていますように
ユー・ノウ・アイ