ちょっとした冗談のつもりだったのに、自分で自分を傷付けるような事になるなんてさ…。
「そういうナマエはどうなんだよ」
「何が」
「好きな奴いないのか」
何故このタイミングで聞く。グリーンお前は空気の読める、回りに数少ない常識人だと信じてたのに裏切られた気分だよ。
「どうだと思う？」
「なんだよそれ」
グリーンが眉間にしわを寄せているが今は気にも止められない。好きな人に好きな人がいるって恋愛の相談されて、失恋確定じゃんとか思ってるところに追い討ちかけてくるんじゃない。
「…いる、よ」
このままじゃあグリーンが不機嫌になるので素直に答えとく。え…素直じゃん。素直すぎるくらいよ。（声が震えてしまったけど）
「ふーん、そうなのか」
お 前 も が ん ば れ よ
なんて…、残酷だね。
私は貴方に応援されたい訳じゃないに。
御題
『心に刺さる彼のセリフ』より
Site：
確かに恋だった