私達の関係。
私達の距離。

きっと、どの女の子より近くて残酷なんだ。今日そのことを痛感した。私ではグリーンの一番にはなれない。近すぎた距離も、家族ぐるみの親しい関係も、私にとっては枷にしかならなかったのだろうか。
それでも幼い頃からの付き合いは、グリーンが持つ色んなの部分を見て来れた時間は私の大切な宝物だ。何にも変えられない掛け替えの無い思い出たち。


「おい、聞いてるのかよ」

「あー。はいはい聞いてます、聞いてますよー」

「お前なぁ」


呆れたようにため息を吐くグリーンに幸せが逃げるよ、と言えば誰のせいだよと返される。
だって正直こんな相談それるとは微塵にも思わなかったんだもの。心の準備が必要だったのになぁ。


「どうしたらいい?」


そんな泣きそうな顔して聞かないで。今私の方が泣きたいのに。頭なんか考えるのも拒否しそうになってるんだから、アドバイスなんか思いつく訳ないじゃない。





俺 は い る よ 、 好 き な 奴






衝撃が強すぎた。
だいたいなんで私に相談するのよ、バカグリーン。







御題
『心に刺さる彼のセリフ』より
Site:確かに恋だった



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