1周年 Thanks!



名前は小さい頃から一緒に居た、所為幼なじみ。しっかりしていて凄く頼りになるんだけど…。彼女が持つ柔らかな雰囲気のせいか、ほわほわと頼りなく見られがちだ。


「あー綱吉また傷作ってる」
「名前…」


こうして俺の心配をしてくれる優しい子で、俺はたくさん助けられて来た。


「ほれ。〇ティちゃん絆創膏をあげよう!」
「何そのチョイス!?」


可愛いかろうって笑う名前の方が可愛いと思ってしまった。


「大丈夫、綱吉には似合うよ」
「……それ何が大丈夫なの」


名前は俺がどんな怪我をしてても笑って手当てをして、その後ちょっと悲しそうに無茶はダメだよって言うだけ。

彼女にはボンゴレの事を一切話して無い。向こうもそれを解っているのか、何も聞いてこない事に感謝してるんだ。君だけは巻き込みたくないから。





笑 っ て 、 待 っ て て




「最近大きな怪我しなくなったねー」
「うん、名前に心配ばかりかけてるから」
「…わかってるなら、……。ごめん、なんでもないよ」


名前は眉尻が下がり、少しだけ眉間に皺を寄せた。その顔をさせたくないんだけどなあ。

ねぇ名前。何時だって、これからも帰る場所はきっと君の所だよ。だからずっと待ってて欲しいと思うのはちょっと欲張りかな?



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -