1周年 Thanks!



「あ、名前おはよう
おはよー。何々?綱吉にしては朝早いじゃない」
「リボ…あーいや。ちょっと用事頼まれちゃって」


こんな朝早くからねえ。今午前5時だけどね。早過ぎやしないかい?


「大変だね」
「もう、本当にだよ」


本当だよ、とかいいながらも綱吉の表情は凄く穏やかだ。無意識なのかな。


「名前はどうしたの?」
「……目が覚めた」


本当は昨日から答えの出ない考え事ばかりしていて、寝ていない。お陰で目はしぱしぱするし、朝日の攻撃が辛い。


「嘘。寝不足だろ」
「あれー?わかっちゃう」
「わかるよ。名前の事だもん」


ふわりと笑う笑顔は破壊力抜群で。


「っ!さっさと行ってこい!」
「うん。行ってきます」



「あ、あのさ。用事早めに終わらせくるから、午後から久々に遊びに行こうよ」


綱吉は気付いたように途中で立ち止まって振り返り、またあの笑顔を浮かべながら言い逃げして駆け足で出て行った。


「あの…野郎…」





お は よ う 、 が ん ば っ て




もう仕方ないからさ、私が近くに居れる間ずっとずっと見守って上げるよ。だから綱吉は前だけ見て頑張るんだよ?



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -