第二話 浜に打ち上げられた魚



解らない事だらけの初日を終え、ここに来て2日目。ちなみに私達の移動手段は船だった…。(そりゃあ揺れもするわ)
信じられない事、というよりも認めたくはないが、認めざるを得ない事実を突きつけられた気がした。いや、突きつけられた。
我が母の言葉によって…。

そりゃないです、マイマザー。













周りは海と崖だけの街を歩く。
非現実的すぎて、母の言葉だけでは正直なところ信じようがなかったのだが、こうしてよく見れば確かに私がある意味で知っているあの街のようだ。
海沿いの岬の崖の上に灯台があり、その近くには某大食らいのポケモンのような形の岩が海から突き出す名所があった。……ソーラーパネルは見当たらなかったが。



この際だ、はっきり言おう。

何故だか知らんがポケモンの世界に来てしまったらしい。
…え、冷静に見える?馬鹿言え。混乱し過ぎて何に混乱していいのかわかんねーんだよ。

し・か・も。
シンオウ地方、ナギサしてぃ。………停電王子のジムがある場所じゃねえかコノヤロー!
マジかマジなのか、真面目にか。
(ジュリは混乱している)





「おい、大丈夫か?」


誰じゃい。
手のひらと膝をついて落ち込むポーズをとっていた私に声をかけてきたのは。
確認しようと見上げた、ら。


「本当に大丈夫かよ?」


某ハンバーガーショップのマスコットキャラクター(?)の特徴的な真っ赤なアフロとちっちゃなおサルさんがいました。


「マジでか」
「は?」





3Pカラー
赤色黄色と、私色?





…うわーい。会いたくない人に会ってしまったよ。
大丈夫か。と心配してくれるのは有り難い…が。出来れば関わり会いには、なりたくなかったな。


「今、失礼な事考えてなかったか?」
「細かい事は気にすんなよ、アフロ」
「俺はアフロじゃねー!!」









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