すでに二週間で三回フられたにも関わらず、私は相変わらず祥吾とサボったりしていた。
祥吾の私への態度は変わらない。避けられるよりはいいけど意識されないのも微妙だ。
モヤモヤするくらいなら、と直接祥吾に聞くことにした。
放課後、マジバで空腹を満たしながら、祥吾に問いかけることにした。
「ねえー祥吾ー」
「どーした」
「私ってダメなとこある?」
祥吾は暫く悩んだあと、首を横に振った。
「別にダメなとこなんてないんじゃねぇの?」
「じゃあ見た目かな」
「学校でも可愛い方だろ」
「じゃあ、祥吾が相手にしてる女子にあって私にないものってなんなの?」
「チャラさ?」
「真面目に聞いてるんだけど!他の女子が羨ましい」
「……ヤり捨てされてぇの?」
「えっヤり捨てしてんの?」
私の言葉に「やらかした!」みたいな顰めっ面をした祥吾は、ポテトを私の口に突っ込んできた。
「やだろ?だから今のままでいいんじゃね?」
「やだ、好き」
「貴重な女友達に手出したくねぇし」
話は平行線を辿るばかり。
今の私は引き下がるしかなかった。