相手を犯さないと出られない部屋
「待って待って待って」
顔を真っ赤にして背中を壁に打ち付ける友人。それをじりじりと追い詰めながら、ネズはジトっと睨み付けた。
「仕事があるんですよ、さっさと腹決めろ」
「トモダチ…ボクタチトモダチ…」
半泣きで悪あがきをする男に、更に距離を詰める。
「しょうがねぇから選ばせてやります、俺を犯すか、俺に犯されるか」
する、とTシャツの裾から手を滑り込ませると、温かい腹がびくりと震えた。ごくり、目の前の喉仏が大げさなほど上下して、男の目がネズを見下ろす。
「楽なのはお前がケツを差し出す方ですがね、勃たなくてもなんとか」
なるし。そう続けようとしたネズの言葉を、相手が遮った。
「その心配はしなくていいかな」
「なにを」
ごり、と、緩やかに勃ち上がったネズのそれと、もう痛いほど張り詰めた男の怒張がぶつかる。ズボン越しでも伝わる感触と仄かな熱にちか、と目眩がした。
押し黙ったネズの締まった腰に手を回して、友人だった男が苦しそうに唸った。
「ネズ、犯されてくれる?」
ネズ夢は『相手を犯さないと出られない部屋』に入ってしまいました。
60分以内に実行してください。
#shindanmaker
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