鉛筆漫画

その感情の名前…4

その感情の名前…4

ケルビエル:…。では……姫も天命を全うした後…青い花の髪飾りを見たら、私は…また切なくも温かくなり、涙を流すのでしょうか??姫の言う、この『懐かしい』という感情が沸くのでしょうか……
ベルキス:それは貴女次第よ。でも……。そうね。懐かしんでくれたら、嬉しいわね

†ルビーを軽く泣かせてみたら、どうなるかな…って…(^^;)

話的には、短編集→Reunion―再会―→【再会、待ち望みて】のラスト付近からの別サイドと言うか…

アーリーの竪琴演奏を、ルビーが外で聴いていたら…と。

アーリーの演奏は、前王の息子であるソロモン自身も『懐かしい』と感じる位、完璧でした。
そんな演奏を聴いていたら、個人教授として常に前王の側にいたルビーは、いろんな思い出が蘇ってきたと。

ただ、ルビー自身が、今まで『懐かしい』という感情が芽生えた事が無かった(というか、天界で生まれた時点で、そういう機会が、まず無かった)為に、「この複雑な気持ちは何だろう」と。

人間から天使になったならともかく、天界で生まれた天使にとって、「懐かしい」って感情は、よっぽどの事が無い限り、一番希薄なんだろうなぁ…

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