ヴァサゴの素朴な疑問…その1


【その1:どうやって??】

ヴァサゴ:ね〜お師匠さん、ぼくずっと謎だった…ってか気になってた事があるんですけど
ベリス:なんだ??
ヴァサ:ぼくが小さい時ですよ??お師匠さん、いろんな食材持ってきてたじゃないですか
ベリス:あぁ…お陰で、料理は上手くなったな
ヴァサ:へへ。今でもお師匠さんの作る料理、好きなんですよ。っと…それはおいといて…あれ、どうやって調達してたんです??野菜やハーブはある程度自家製だったにせよ、小麦粉とか卵とか…どこかで人間界のお金調達して買わないと無理ですよね??
ベリス:……。そんなもん、物好きな人間のおやじ相手に身売りすれば、手っ取り早く楽に稼げる
ヴァサ:えっ!!
ベリス:金持ち限定だがな。こちらの言い値でもヤり逃げされないし、複数相手なら一日で一ヶ月は楽に暮らせる位稼げたし
ヴァサ:それ、身体はりすぎですよっ!!ってか、ぼくの所為で……嫌だったでしょうに…なんか、ごめんなさい……
ベリス:……はぁ。嘘に決まってるだろう馬鹿者が
ヴァサ:へ??
ベリス:お前がいるのに、そんな方法で稼ぐものか面倒くさい。お前の悪い所は、嘘もすぐ信じてしまう所だな。素直なのは良い事なんだが(はぁ…)
ヴァサ:いや!!今の話はお師匠さんが言うと、真実味がありすぎて、ほんっとシャレになってないですから!!……よかった〜
ベリス:(大袈裟な…)ま、正解のヒントを言うなら、今現在マモン経営の温泉にどうやって入ってるかって事だな
ヴァサ:あ…あぁ!!錬金術
ベリス:そうだ。何よりも手っ取り早いし、いつも買い物していた市場は、銀貨と銅貨で事足りたからな。材料になる自然銀や銅鉱石もあの頃は豊富だったし。ま、これもお前のお陰で短略化して出来るようになったものだな
ヴァサ:(よかった…お師匠さんが錬金術も使えて、本当に良かった…)←身売りどうこうが強烈過ぎて、ほぼ聞いてない

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