地獄の知恵合戦


†ググのおすすめ記事に、ふと出て来ていた「野菜の花言葉…」

うん…ピーマンに「海の幸」、レタスに「牛乳」と付けられていたら、これ…当家では、双子+女神様が言い出した感が拭えんな…と…(^^;)

ただ、何としても魔王に野菜を食べさせたいパイモンからしたら、「これは使えるかも」となりそうだなと…↓

【地獄の知恵合戦】

ルシファー:ね〜パイモ〜ン、今日の夕食なに〜
パイモン:本日は、海の幸です
ルー:海の幸!!わぁ〜どんなのだろ…マグロとかホタテかなぁ…海老も美味しいし、楽しみだなぁ〜
パイ:…完食する覚悟で居てくださいね??
ルー:そんないっぱいなの??
パイ:はい。腕によりを掛けましたから
ルー:わぁ〜ますます楽しみ(に〜こにこ)

―で―

ルー:パイモン…何これ!!
パイ:何がです??
ルー:海の幸って言ったじゃん!!
パイ:海の幸ですよ??
ルー:ふざけてんの!!どう見たってピーマンじゃん!!全部ピーマンじゃん!!これのどこをどう見たら海の幸なの!?

―テーブルにピーマン料理がズラーッと―

パイ:お言葉ですがルシファー様、ピーマンの花言葉は、海の幸と言うらしいですよ
ルー:そんなの知らないもん!!ってかピーマンが海の幸とか馬鹿じゃないの!!絶対あの神の策略的何かじゃん!!
パイ:僕も今回は引きませんっ!!とにかく、完食してください!!
ルー:や!!絶対イヤ!!
パイ:此方は伊勢海老のマヨネーズ焼きですから
ルー:ピーマンに詰められてるから、伊勢海老とか言われても説得力無いもん!!
パイ:では、此方はどうです??ピーマンを甘く煮詰めたものです
ルー:それ、昔ミカエルとやって大失敗したヤツ!!すっごくマズくて、ミカエルがあの神に泣きながら謝ったヤツ!!あの神も「無理」って言った位マズかったヤツ!!何作ってんの!!
パイ:待って下さい!!ピーマンの甘煮はやったんですか!?
ルー:そうだよ。ミカエル真面目だから、好きになる努力って言って、やったんだよ。ニンジングラッセの要領でね、私も手伝ったの。でもダメだったんだよ??そんな、ミカエルでも断念した食べ物なのに、私が好きになると思ってるの!?
パイ:でも食べて頂きますよ!!
ルー:やだ!!絶対食べない!!もー第六冠行く!!(退室)

―一方…天界・第6天国、食堂のキッチン内―

ミカエル:………(ペロキャンくわえながら、泣きそうな顔で、ミニアップルパイを量産中)
ザドキエル:お前さ、今日マジどうした??ずっと飴食ってんじゃん…
ミー:(飴を放して)…多分ルシファーの感覚が伝わってきていると思うんですが…。その……私、ピーマンってちょっと苦手で……
ザド:あ、お前にも苦手な食いもんあったのな
ミー:ザドキエルには話していませんでしたね。まぁ…苦手なものは、魔力で誤魔化して口にしているのですが…今回ばかりは……。多分、ルシファーの目の前に、ピーマンが沢山出されてる気がするんです
ザド:あ、待て。じゃあルシファーってピーマン食えるの??
ミー:……。偏食癖が強いルシファーですよ??ピーマンどころか、如何にも野菜らしい野菜は絶対口にしない、我が儘言って堂々残すルシファーですよ??食べるとも思えません
ザド:あ、そ…
ミー:まぁ…なので、今回も出されたけど堂々残してると思いますが…。ずっと考えているんでしょうね。口の中がピーマンの味になってしまって、飴がちょっと必須になってしまって…
ザド:それも大変だな
ミー:こういう時、感覚共有って困るな…と思ってしまいますね。便利な時は便利何ですが…

――――――
†感覚共有を直に受け取ってしまうミーも入れたかった為に入れたら、意外と長くなったので分割…

とりあえず、ルーの「料理逆襲編」は、また次で…(^^;)

因みに、今現在ミーが感覚共有をフル活用するのは、ミー曰く「集団反逆の時と同じワクワクをルシファーがしている」と感じた時。

小光大闇の時みたいなアレね。

あと、今回みたいな日常レベルだと、「ルシファーが楽しそう…あ、ハロウィンだからか。じゃあ巡回強化必要だな〜」とか

ルーはルーで「ミカエルがワクワクしてる…あ、イースターか。じゃあ私もエッグタルト作ろうかな〜。復活祭はイラってくるけど、お菓子は別だし」とかな。

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