ドリアンを弾き返す〜作戦編〜


†天使軍リーダー5人…ドリアンは最早「避けるもの」の認識なんですが…(まず豪速球で飛んでくるからな)

ここにきて、遂にミーが軍リーダーらしい事を言い出しました。

【ドリアンを弾き返す〜作戦編】

ミカエル:……。皆さん…私、考えたのですよ……
ザドキエル:な…何をだよ…(なんだこの気迫は…)
ゾフィエル:どうしちゃったのよ…ミカエル……珍しくマジな顔して……
ミー:カイリエルさんのドリアンですよ…。あれ、避けるからいけないと思うんです
ザド:いや、あれ避けねーと死ぬぞ??
ミー:えぇ。あんな、豪速球ドリアンなんて喰らったら、ひとたまりもありませんよ。しかしです。私、まだ試していない方法があったのを思い出したんです
ゾフィ:なによ…
ミー:高位魔法障壁ですよ!!
ラグエル:あぁ!!そう言えば、ミカエルは使えるんでしたっけ!!
ミー:はい。今まで、ドリアンとカイリエルさんの気迫に押されて、回避系の魔法に専念していましたが、高位魔法障壁を張れば迎撃できるのでは??と思ったんです!!(ぐっ)
カシエル:燃えている所悪いけど…高位魔法障壁って、普通の魔法障壁とどう違うの??
ラグ:高位魔法障壁は、普通の魔法障壁よりも防御に特化しているんです
ミー:そうです。もう少し詳しく言うと、術者本人と障壁内にいる人達に外から触れようとすると、文字通り弾け飛ぶんですよ。普通の魔法障壁は、触れても跳ね返る位で。そうですね…例えるなら、普通の魔法障壁が防弾ガラス、高位魔法障壁が高圧電流が張り巡らされた防弾ガラス…という所ですかね
ザド:…。まともな例え方をしたお前に、ホッとしてる俺がいた
ゾフィ:そうね。何時も例え話が恐ろしい事になってるものね…
カシ:でも、あのカイリエルよ??本当にそれで大丈夫なの??
ミー:はい。その前に…ラグエル、ザドキエル、二人はエンジェリックで強化魔法を使った時、どれ位の時間と強度を維持出来ますか??
ラグ:僕はそこそこ…。それこそ、魔法障壁に使ったら悪魔軍の一斉魔法攻撃を2分防ぎきる位は…
ザド:俺もそれ位だな〜。俺の場合はラグエルとは逆で、俺が強化魔法を全員に掛けて、悪魔に突撃しにいく感じだし
ミー:それだけ出来れば上出来です。リミットは2分。まず、私が高位魔法障壁を張ります。そうしたら、二人は魔法障壁にエンジェリックで強化魔法を飛ばして下さい。ゾフィエルとカシエルは防ぎきった後の反撃要員です。私も出来るだけすぐ反撃体勢に移るようにしますが…不安は拭えないので。しかし、これで打倒ドリアンです!!
ザド:あくまでドリアンなんだな…。カイリエルじゃねーんだ…
ゾフィ:でも、なんだかいけそうな気がしてきたわ
ラグ:ダメもとでもやりましょう!!

――――――――
†実践編につづく…

うん…ミーが珍しく、天使長&軍リーダーをやってる感……

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