カレーのルー(笑)


†某深夜番組にて、『具材を体験出来る入浴剤』なんて特集をやっており、「何で牛丼のタレの香りの入浴剤なんて出しちゃうかな…」と、素で突っ込んだ訳で。

まぁ…そんな変わり種入浴剤。
案外ルーは面白がるんじゃないかな…と

【カレーのルー(笑)】

ルシファー:メフィスト見てみて!!温泉で具材の気持ちが体験出来る入浴剤だって〜!!
メフィストフェレス:あれ…。去年も似たような温泉入らなかった??
ルー:うん。去年は、タレに漬け込まれる鶏肉の気持ちを体験したね
メフィ:……(ルシファーの中では、やっぱりそんな認識なんだ…)
ルー:色々買ってきたんだけど、どれがいい??
メフィ:いや…その前にさ、ハーブ系の香りならまだしも、まんま食品の香りって僕嫌なんだけど…
ルー:私的には牛丼かカレーの具材の気分を体験してみたいんだけど、メフィストは??
メフィ:(あ…パイモンがああなるのも仕方ないかも。やっぱり人の話聞いてないや…)だったら僕は、無難にパクチーか枝豆がいいかな
ルー:メフィスト、それじゃあ冒険心が無いよ!!
メフィ:そんな冒険したくないよ。ってかルシファーはいいよ??アストラル体だから。僕は思いっ切り実体なんだけど
ルー:??アストラル体でも実体に香り位は付くよ??
メフィ:!!?ちょっと待って!!それさ、つまりカレーの香り嗅ぎながら布団に入る様な物じゃないの!?
ルー:そうだよ??何を今更…。それに、入浴剤だからお湯の分量さえ間違えなければ、そこまで香りもキツくないと思うよ??「あ、カレー屋さんでカレー食べてきたのかな〜」程度で。それが嫌なら、本当にカレー食べれば良いだけだし。
メフィ:ってか、カレー入浴剤使う気満々なんだ
ルー:うん!!(にっこにこ)そして、カレーのお肉の気持ちを体験する!!
メフィ:(その肉の気持ちって、絶対フェニックス絡んでくるよね。何時かフェニックスに向きそうだよなぁ〜…)あと、アリオーシュに何か言われそうで嫌なんだよなぁ
ルー:あ、だったらアリオーシュも呼べばいいよ!!プルフラス…は女の子だから一緒に入れないけど、カレーと温泉は、みんなで楽しむものだからね!!
メフィ:あぁ…なる程ね。じゃあ呼んでくるよ(アリオーシュ、巻き添え決定だっ!!(ニヤリ))

―で―

アリオーシュ:メフィスト…。僕、聞いてないんだけど
メフィ:え〜何がぁ〜。僕よくわかんなぁ〜い←わざと(笑)
アリ:とぼけんなよ!!魔王様とお風呂なんて滅多に無いから、ちょっと緊張して来てみれば、なんなんだよ!!カレーの具材気分って!!
メフィ:僕だって反対はしたんだよ!!でも、そもそもルシファーが他人の意見を聞く事自体稀なんだよ!!
アリ:お前分身だろ!!
メフィ:性格までは継いでないよっ!!
ルー:もぉ〜。二人とも、ケンカしないの。はい、これ持って。カレー体験しよ!!(アヒルオモチャの他に、野菜型の水鉄砲多数…)
メフィ&アリ:(うわぁ……)
アリ:(ご丁寧にカレーの材料の水鉄砲だ…)
メフィ:(ここまでくると…。いい加減覚悟決めよう…)
ルー:二人とも〜、は〜や〜く〜。具材が足りないとカレーが寂しいよ〜
アリ:…。あぁ…僕達もう具材としか見られてない感じだね…
メフィ:うん。確実に具材としか見てないや…

―で―

ルー:なる程…カレーの具材も、こうやってじっくりコトコト煮込まれてるんだね〜
メフィ:普段野菜避けて食べてるくせに
ルー:むぅ…。ジャガイモと、くたびれたタマネギは食べてるもん(メフィストの顔に水鉄砲)
メフィ:ぶっ……
アリ:あ、やっぱり魔王様も人参食べないんだ
ルー:メフィストも食べないでしょ??
アリ:そぶっ……!!(顔に水鉄砲をくらった)
メフィ:や〜いざまぁ
アリ:やったなぁ〜!!(水鉄砲スタンバイ)
ルー:なんか面白そう。私も混ざる〜

―暫く水遊び状態―

ルー:あ〜楽しかったぁ〜
メフィ:……。←疲れた+そろそろのぼせそう
アリ:……。(ま…魔王が手加減無い……)
ルー:そっかぁ。私達が聞こえないだけで、カレーの具材も、きっとこうやって遊んだり話たりして、煮込まれているんだろうねぇ〜。やっぱりフェニックスもどれかに入れて慣れさせれば、行く行くは美味しいカレーか丼ぶりになるよね!!
メフィ:それは……やめてあげて……


―同時刻、天界・第8天国談話室―

ミカエル:ラファエル、少し伺っても良いですか??
ラファエル:何??
ミー:チキンカレーか、カレーパンが美味しいお店ってどこかありますか??
ラファ:うん、あるよ。でも珍しいね。ミカエルがそんな事聞くの
ミー:今、凄くチキンカレーが食べたいんですよ…。あと、持ち帰りでカレーパン…。お土産にしようかなと…
ウリエル:お!!カレー食べに行くなら俺も行きたい!!
ハスディエル:はいは〜い!!私も行きた〜い!!
ゼフォン:あ、自分も。そしてガブリエル様も
ガブリエル:……何で…私もなのよ(若干不機嫌)
ラファ:うん!!ガブリエルも行こう!!ってか絶対行こう!!(息抜き必要だよガブリエル…)
ガブ:ココナッツカレーじゃなきゃ食べないわよ!!
ラファ:あるある!!ボクが知ってるカレー屋さんは種類豊富だから!!ねっ!!そうだ!!いっつんも行こう!!いっつんも、偶には息抜きしよ??ねっ??
イトゥリエル:ふふっ。はい。ラファエル様のお薦めのお店なら、安心ですからね
ミー:では、みんなで行きましょうか。セスも、当然付き合って頂けますよね??
セス:もっちろんです!!それに、ラファエル様の人間界情報って、下級天使にはめちゃくちゃ重宝されてるんで、そこら辺もさっくり教えて頂けたら、俺も嬉しいですからね〜(序でに、デートスポットも聞いとこ)

――――――――――
†相変わらず…(^^;)
そしてルーは、フェニを食べようと、あの手この手で攻めてきてます(笑)

カレーの香りや牛丼の香りのお風呂に入れらそうになった日には、フェニの叫び声が、マンドラゴラだろうなぁ(^^;)

そして、ルーの影響を受けて、チキンカレーが食べたくなるミー。
ガブガブは…ホント、休ませたいね。うん…(^^;)

ついでに、面白入浴剤の薬袋パッケージを見つけてのオマケ……↓

―異端地獄・魔術堂―

ヴァサゴ:パイモンさん…これどうぞ(スッと薬袋を渡して)
パイモン:薬袋??

―そこには、『バカな上司に疲れた時の処方湯』と書かれておりました(笑)―

パイモン:ルシファー様は馬鹿じゃない!!ド天然なだけだ〜っ!!(泣き叫び)
ヴァサ:ド天然なだけって……
パイ:僕達が、おおよそ考えつかない領域の考えが出来るだけなんだよ……
ヴァサ:パイモン…さん……(どうしようお師匠さん、パイモンさん重症すぎるよ……)
―――――――――
†……(^^;)
パイモンは…どうしようも無いわな……うん……

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