天使長が物騒…


†ハロリン時期…寧ろ、10月に突入した瞬間に、はっすんを始め、当家の天使達は「悪魔討伐し放題」状態になるよな…と。

それプラスで、ミーは「お菓子も頂けて、幸せです」状態だよな…と。

あと、仕事や軍の合間を縫って、教会や街中で、やっぱり手作りのお菓子も配ってるよなぁ〜と思ったら、そのお菓子が、ちょっと物騒な事になるかな…と…

【物騒天使長】

―古代イスラエル城下町・町の広場―

ミカエル:お菓子をどうぞ〜
子供A:あ、エカルお兄ちゃんだ!!
子供B:こんにちは〜
ミー:はい、こんにちは。みんなも、お菓子をどうぞ。今日のお菓子は、パンプキンクッキーとマフィンなんですよ(に〜こにこ)
子供A:ホント!!わたしの好きなのだぁ!!
子供B:オレ、エカル兄ちゃんのお菓子が好きだから、それも好き!!
ミー:ふふっ。有り難う御座います(お菓子を渡しながら)
子供達:ありがとう〜(走り去って)
ミー:気をつけて帰って下さいね〜
ソロネ:相変わらず…子供受けもいいね
ミー:あ、お……団長さん
ソロネ:……。そのお菓子に使ってるカボチャ、今日到着したやつ??
ミー:そうですよ。料理長から、1つ丸ごと頂いたので、どうせなら…と。あ、勿論本日のティータイムのお菓子もカボチャを使った物ですよ〜
ソロネ:そう。あの子達じゃないけど、僕もエカルのお菓子は好きだからね。楽しみに待っておくよ
ミー:ふふっ。有り難う御座います
男:おい!!お前!!
ミー:はい??
ソロネ:…???(あれ…??この人……)
男:お前から貰った菓子で、こっちは大変な目にあったんだぞ!!どうしてくれる!!
ミー:そうですか??可笑しいですね……
ソロネ:(あれ…??ミカエル気付いてないのかな??でも、そんなハズ……)
男:可笑しいもんか!!現に動けなくなったんだぞ!!他にも、食べた仲間は…仲間はっっ……!!どうするんだ!!
ミー:それなら、尚更可笑しいですねぇ。人間には、本当に無害な筈なんですが
男:何っ!!
ミー:天界の澄んだ綺麗な水を使って作っているので…
ソロネ:!!?
男:お前…まさか…
ミー:そりゃあ、悪魔が食べたら、動けなくなるどころか、消滅位簡単にしますよ。寧ろ願ったり叶ったりです。尤も、悪魔相手に、こんな丁寧な態度なんて取りたくもないのが、正直な所ですが……。他の方のご迷惑になるので、抜刀と討伐だけはしないでおきます。
男:お前天使かよ!!
ソロネ:……天使長ミカエルだよ。(はぁ…)気付かない君も大概だけどね。君、その力から見て下級悪魔だね
男:そんな大層な奴が、こんな所で呑気に菓子なんか配っていていいのかよ!!
ソロネ:…ごめん。それは本当にそう思う
ミー:こういう場所から、地道に悪魔を討伐していくのも、天使としては立派な使命です(しれっ)
ソロネ:あ…そう…
男:くそっ!!(逃げ帰り)
ミー:はぁ…。このまま、減ってくれたら嬉しいんですがね。それにしても…やはり気付いていましたか
ソロネ:まぁ…僕からすれば、気付くなって方が無理あるけど…。それより、天界の水って……
ミー:サリエル管轄なので、本当に綺麗で美味しいんですよ(に〜こにこ)それに、人間には本当に無害なんですよ。あと、体内に入れたら御守り程度の効力ですが、ああいった下級悪魔から、子供達を守ったりもできますので
ソロネ:……。(下級悪魔消滅が、御守り程度の認識なんだ……)
ミー:あ、しかし、邪な考えを持った人間が食べると、ちょっと舌がピリピリするかもしれませんね…
ソロネ:えっ…
ミー:例えば、盗賊とか…。そう言った方々が食べたら、舌がピリピリして、やる気を無くし、ちょっぴり改心の時間が与えられます。それでも改心しない場合、3日程寝込む事になります
ソロネ:……。それはそれで…完全に無害って言えないんじゃ…
ミー:そうですか??改心もしない悪党なんですから、これ位の軽い罰は当たり前だと思うのですが
ソロネ:……。なんか…そう言った側面を見せられると、君本当に天使長なんだなって思えるよ……

――――――――

†相変わらず…(^^;)
ミー的に、聖水入りお菓子は、対悪魔用のホウ酸団子に近いんだろうな…

因みに、聖水入りのお菓子を、ルーや堕天使が食べても、舌がピリピリする程度だと思う。
元が天使だから、ある程度は聖水耐性もってそうだけど

ルシファー:むぅ……。これ、聖水使ってある……。折角美味しいのに…

文句良いながら、全部食べてそうなのがルーです(^^;)

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