ロアの日記
†当家の魔術師達は、「魔術日誌」という日々の修行の記録を書くという習慣があります。
この魔術日誌、「1日1ページ、文字を詰めてびっしりと書け」なんて決まりもあったり…
ただ、ベリスのが次のページが必ず「ロアの魔術記録の補助」名目の育児日記紛いになっていたり、コクマのは旅日誌になっていたりはしますが…
あと、同じ感じで「ソロモン王の手記」が存在したり…
多分、クラナドも書いていただろうし(但し、空きスペースに気になる遺跡や地層の場所がちょいちょい書き込まれている可能性大)、ヒラムのオッサンも、さぼりがちな上、「今日も元気に練習した」な一行日記状態ながらも書いてそうだなと。
そんな(もはやフリーダム化した)魔術日誌。
ベリスに拾われて間もない頃のヴァサゴ…つまりロアだったら、何を書いただろうな…と、妄想したら、ちと微笑ましくなりました。↓
【ロアの(魔術)日誌】
10-a de Oktobro
お兄さんから、これをかくように言われた。
今日やったことを、かけばいいって。
でも…まず、うまく字がかけない…
11-a de Oktobro
字がうまくかけないことを、お兄さんに言ったら「かいているうちに、うまくなる」って。
おこられるかと思った。
でも、うれしかった。
12-a de Oktobro
今日は、お兄さんから火のまほうをおしえてもらった。
よだいげんそ??はだいじなんだって。
予知のコントロールは、まだうまくできない。
13-a de Oktobro
ベリスさんに、何かおかえしをしたいって言ったら、「その才のうをムダにするな」って言われた。
かこと未来が見えることは、わるいことじゃないって。
いっぱいうれしかった。
―中略―
31-a de Oktobro
色々おしえてくれるから、ベリスさんを、おししょうさんってよびたい…
でも、なんか笑われそう…
あと、こっそり、朝ごはんの時に火のまほうで目玉やき作っちゃった…
ごめんなさい…
1-a de Novembro
やっぱり笑われたけど、「おししょうさん」ってよんでいいって言われた。
ベリスさんは、今日からおししょうさん。
2-a de Novembro
おししょうさんのハンバーグ、すごくおいしいから大好き!!
今日は、じくう何とかをおしえてもらった。
頭に本がおちてきて、ちょっといたかった。
―――――――――
†ロアが寝た後、「今日は何を書いただろうか」と地獄に持ち帰り、こっそり読んで微笑んでいるベリスの姿が、容易に想像付くこれ(笑)
そして、ロアがいた村はエスペラント語が基本な気がする…(エスペラント語の時代背景は、相変わらずガン無視で(^^;)
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