天界と地獄の双子の行動を確認する方法…


†「ルーが気分次第でお菓子を作り出したら、その日ミーが作るお菓子が、ルーとピッタリ一緒なんじゃ…」と思った訳で。

しかもクッキーなら、形と個数も同じとか。

で、それを確認する唯一の方法って、「パイモンに直聞き」しかないと。
それが唯一可能だったのは、ソロモン王位じゃ…と。


【基本的には、仲良いんだ…by三代目国王】

―人間界・ソロモンの部屋―

ミカエル:王、お茶にしましょう(に〜こにこ)
若ソロ:本当に…君はお茶の時間必須だよね…
ミー:頑張り過ぎはいけませんよ??何度も言っているではありませんか
若ソロ:……(あーもー…この件にツッコミ入れた方が良いのかな??いっちばん君が矛盾していないかな??)
ミー:王??どうなさいました??
若ソロ:……なんでもない。それで??今日は何を作ったの??
ミー:本日は、クッキーとドーナッツのセットですよ。プレーンとストロベリー、チョコチップの三種類にしました
若ソロ:紅茶は、西方から今日届いたもの??
ミー:はい。ただ、彼に付いていた守護天使が余り良い顔をしていませんでしたので、一応私が毒味を致しました。問題有りませんでしたが…
若ソロ:たまに、君の容赦ない面がチラチラ見えるから、すっごく反応に困るけど…。ま、取引は慎重にって事かな
パイモン:王、しつれ…ミカエル!!
ミー:パイモン…(睨んだ)
若ソロ:!!(二人の足元に魔封円を貼った)ここで戦闘は禁止!!
ミー:王っ!!
若ソロ:パイモンも、今日はタイミング悪かったね…
パイ:いや…。油断した僕も悪いし、今日はこれを渡したら帰ろうと思っていたから(少し大きなな箱を出して)
若ソロ:これは??
パイ:ルシファー様が気紛れで作った、ドーナッツとクッキー…って、まさか今日のお菓子って…(ミカエルが持ってきたティーセットを見て)
若ソロ:うん。紛れもなく、ドーナッツとクッキーだよ(箱を受け取って開けた)
若ソロ&パイ:わ〜…。見事にクッキーの形と種類まで一緒だ〜…
ミー:……。こういう時、嫌でも双子なんだと思い知らされますよ…(はぁ…)
若ソロ:にしても、形と種類まで一緒ってさ、奇跡以外の何でもない気がするんだけど。双子でも、普通は少しブレるでしょう。例えば、片方がプレーンじゃなくて紅茶とか、チョコ掛けとかさ…
パイ:…それ、僕も昔思ったけど…
若ソロ:けど??
パイ:作る順番は逆だったとしても、最終的には同じ物を作ったり、「なんかそういう練習でもしてるのか??」って思う位、動きが全く同じだったんだよ…見ていて。性格と髪の色位??違う点って言えば
若ソロ:普段のパイモンの話を聞いていたら、魔王も随分甘党と天然入ってるみたいだけど
ミー:あ、確かにルシファーも、甘い物は好きですよ
若ソロ:だろうね。
パイ:ついでに、天然も外れていない
若ソロ:やっぱりね。

――――――――――
†無理矢理…(^^;)
まぁ…ザドキエルも、あの性格だから、パイモンに聞こうと思えば聞くだろうけど…

この頃の王、苦労が多そうだけど、立場的には良い位置にいるよなぁ〜と。
天界と地獄の事情を、一番知ってそうで…

天界は、天使長がホイホイ来ているし、地獄は、魔王の側近がホイホイ来るし…

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