Xmasチョコエッグ事件〜2014〜その1

【儚くも恐ろしい】

ｿﾞﾌｨｴﾙ:…イースターってまだよね??
ｻﾞﾄﾞｷｴﾙ:あぁ…まだだな
ﾐｶｴﾙ:チョコエッグは、イースターに食べる物とは限りませんよ??
ﾗｸﾞｴﾙ:でも、何故今の時期に…
ﾐｰ:幼天使用に作ったんですよ。クリスマスを更に楽しめる様に…
ｶｼｴﾙ:確かに、チョコエッグって幼天使達に人気よね。天界の場合、中身は確か砂糖菓子だったかしら?
ﾐｰ:はい。なので、クリスマスチョコエッグも、サンタやトナカイ、それから天使の形をした砂糖菓子を入れました(に〜こにこ)
ｻﾞﾄﾞ:天使にぶち当たったら、複雑な気分になんね??俺、未だに微妙な気分になるんだけど
ﾐｰ:あ、その点は大丈夫ですよ??天使といっても、カイリエルさんの形をしたやつなので…
ｿﾞﾌｨ:…なんでそのチョイスなのよ……
ｻﾞﾄﾞ:しかも、何が大丈夫なのかも分かんねぇしな
ﾐｰ:普段はああでも、幼天使には人気なんですよ??カイリエルさん。「お父さんみたい」だって。寧ろ、未だにラジエルが怖いという幼天使が多いし…。ラジエルには悪いですが、もしもラジエルだった場合、当たって喜ぶ幼天使の方が、珍しいだろうし…
ｻﾞﾄﾞ:あぁ〜…春先に転生したあいつ位だろうな〜
ﾐｰ:まぁ…そんな訳で、カイリエルさんの形なんですが…。シュガーペーストが足りなくて、妥協で作ってしまったカイリエルさんも一応ありまして…

(黄緑色の髪をしたカイリエルの砂糖菓子を出してきた)

ﾗｸﾞ:ちょっ…ミカエル、これは…
ﾐｰ:一応、「みどリエルさん」と名付けたんですが…。やはり幼天使は泣いちゃいますかねぇ…
ｶｼ:…ミカエル、明日からの訓練で、思い出しそうだからやめて…
ｿﾞﾌｨ:まずそのネーミングどうなのよ…。幼天使が泣く前に、私達が泣く事になりそうだわ…。絶対忘れられない…
ﾐｰ:……。では分かり易く、「緑さん」
ｻﾞﾄﾞ:…。ネーミングだけの問題じゃねぇよ。つか、ここまで来ると、カイリエルに恨みがあるように見えてくる。(まぁ…あるだろうけどさ…)しかもチビ達だろ??こういう形ある菓子って、頭から食うぞ。なんの躊躇い無く…
ﾐｰ:頭……!!!それ、カイリエルさんに見付かったら、やっぱり…
ｻﾞﾄﾞ:真っ先に、お前にラリアットからの逆海老固めだな……
ﾐｰ:……私……クリスマスの式典に無傷で出れますかねぇ…
ｻﾞﾄﾞ:式典の後かもな…
ﾐｰ:……とりあえず、この「みどリエルさん」だけは、砕いて砂糖に戻しておきます…

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†でも、10個に1個の割合で、すでにチョコエッグの中身になっている上、ミカエル自身も、ランダムで入れていったので、後はクリスマス当日、第三天国の幼天使がいる場所に、カイリエル本人が行かない事を願るばかりです(笑)

悪気は……多分無いハズ…(^^;)

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