魔王と天使長を駄菓子屋に放り込んだら…


†500円持たせて、あの双子を駄菓子屋に放り込んだらどうなるんだろう…と

【お菓子を与えれば大人しい…】

―人間界、駄菓子屋にて…―

ミカエル:…なんで…アストラル体で来てるの…
ルシファー:だって、さくらんぼ(ピンクのアレ)とか、ヨーグルとか食べたくなったんだもん
ミー:店内じゃなかったら斬ってる…
ルー:私だって、たまには自分で厳選したお菓子食べたいんだもん。パイモン、極端だから、同じのしか買ってこないし…
ミー:はぁ…

―で、レジに並ぶタイミングも一緒の双子…―

ルー:あ、やっぱりきなこ棒買うんだ??
ミー:うん。甘さは控えめだけど、美味しいから。ルシファーも、ふがし買うんだね
ルー:うん。このはしっこの変に固いとこが一番美味しいから。
ミー:あ、わかる。黒砂糖がいい固さになってるよね
ルー:そうそう



ザドキエル:すっげー…買い回る順番が逆でも、全く同じモンをカゴに入れてる。すっげぇ…

隣の文房具屋に、ラッピングテープを買いに来たザドキエル、もし戦闘になる様なら、人間の保護と…なんて考えていましたが、割と無駄な心配だったようです(笑)

その後、ミカエルは女神様に、「人間を巻き込みたくなかったのと、手がお菓子の袋で塞がっていたから、ルシファーと戦闘はせずに帰ってきた」と報告。
女神様、結構あっさりと『それじゃあ仕方ないわね』なんて良いながら、バッチリ紅茶を淹れていたとか(笑)

因みに、別々に買いに出掛けたところで、カゴの中には、やっぱり同じお菓子が入る。

更に、500円以内にちゃんと納めていそう…
あのルーでも…

でも…
ルーもミーも、片手が塞がっていたところで、全く戦闘出来ないって言うわけでもない…
寧ろ「持っていた物が、お菓子だったから」な気がする…(^^;)

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